暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第1章 『ネコの手も』
第13話 『バンソウコウとキィ』
[2/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
なんでしょうか?」
「まだ、分からないけど、ロストロギア関連ではあるみたいだね」
「はい」
転送先まではヘリで向かうらしく、連絡を聞いた2人はすこし緊張気味である。
「まぁ、前線メンバー全員出動だし、いつもの任務とあまり変わらないよ。エリオもキャロも平常心でね」
フェイトはその緊張を解くように努め、
『はい!』
それに成功したようだ。
「じゃ、準備して屋上ヘリポートへ集合ね?」
『はい! フェイトさん』
△▽△▽△▽△▽△▽
その出張先へ行くメンバーは本当に前線メンバーほとんどで、現在ヘリには、はやて、フェイト、そしてなのはたち隊長陣と副隊長陣のヴォルケンリッターと新人たちといった大所帯であった。
ヴォルケンリッターのザフィーラだけが六課に残って守護に徹するという。
そして、その行き先が前線メンバーのほとんどを向かわせる理由のひとつでもある。
ティアナが行き先を質問すると、
「第97管理外世界、現地惑星名称『地球』」
それって。と、新人たちは声を漏らす。
「その星のちいさな島国の小さな町、日本の海鳴市、ロストロギアはそこに出現したそうや」
「地球って、フェイトさんが昔住んでた……」
「うん」
「私と、はやて隊長はそこの生まれ」
はやても頷くと、
「私たちは6年ほど過ごしたな」
「うん。向こうに帰るの久しぶり」
シグナムとシャマルも懐かしそうに頷いた。
隊長たちがそこから談笑し始める中、新人たちはつい先日自分たちの出身について話していたことを思い出し、こちらも話しに花が咲いていた。
ひととおり話が落ち着いたところで、キャロが行き先に付いてモニタを開く。
「第97管理外世界、文化レベル
B
(
ビー
)
――」
「魔法文化なし。次元移動手段な、し」
あれ? と、ティアナは首を傾げ、
「魔法文化ないの?」
「ないよ。ウチのお父さんも魔力ゼロだし」
彼女の独り言にスバルが答える。
「スバルさん、お母さん似なんですよね?」
うん。と彼女が頷くと、それがティアナの疑問になる。
「じゃあ、なんでそんな世界から、なのはさんとか八神部隊長みたいなオーバー
S
(
エス
)
ランク魔導師が――」
「突然変異というか、たまたまな感じかな?」
ひょっこりとはやてが会話に参加してきてティアナは驚いて、急いで謝罪するが、
「ええよ、べつに」
特に気にもせず、ひらひらと手を振って返した。
「私も、はやて隊長も魔法と出会ったのは偶然だしね」
なのはの
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ