第51話 海鳴にて
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った………」
心底ホッとしたようにフェイトが顔をほころばす。
「だから言ったでしょ、フェイト。暁なら大丈夫だって」
「そうだね、リニス」
えー、とりあえず詳しい話しを聞きたいと思うオレはわがままなんでしょうか?
で、まぁ、まずは互いに自己紹介から。
オレ、木乃香、千雨の順に話し、改めてリニス、フェイト、アルフの順に話していく。
ちなみにアルフは子犬モードでソファーの下に隠れてました。
リニスの話しは長くなりそうなんで、先に修学旅行からこっち、千雨が麻帆良祭終了ぐらいまで一緒に暮らすことを簡単に話す。当然木乃香が一時的に遠坂姓になることも。
「そ、それは大変でしたね………」
まぁ主にネギの空回りというか暴走を聞いて、リニスの顔が引きつったのはご愛敬か。
☆ ★ ☆
で、リニスの話し。
修学旅行前に海鳴に戻ると、海鳴では正体不明の転移反応があり捜索中だった。
リニスがその手伝いに志願して、市内を捜索したらジュエルシードを探しに来たフェイトとアルフを発見。
感動の再会の後、忍義姉さんに報告し事無きを得て、忍義姉さんも交えて事情を聞いたところ、フェイトの母親でリニスの元マスターであるプレシア・テスタロッサがフェイトにジュエルシードを探させていた。
ジュエルシード自体は既に全て中部魔術協会の管理下にあり、京都の方のゴタゴタもあったので、それなりの対価と条件−−−地球に迷惑がかからない−−−さえ合えば譲渡には別段問題なかった。
なので、プレシアの元使い魔であるリニスが交渉に行き、プレシアと話し、ジュエルシード21個と引き替えに、次元航行船「時の庭園」を含むプレシアの資産をリニスが譲り受ける−−−ミッドの法令上資産譲渡が可能なのが元使い魔のリニスだけだった−−−ことで契約が成立した。
なお、その際プレシアとリニスの間でガチンコバトルがあり、リニスが勝利した。そして、不治の病で倒れたプレシアを地球産の魔法で一時的に治療し、不治の病の焦りからフェイトへ八つ当たりしていたことすら謝らせ−−−「沈静符(ちんせいふ・気持ちを落ち着かせる符)」を大量に使ったらしい−−−フェイトをアリシアの妹と認めさせたという「どこのオリ主か」という八面六臂の活躍をしている。
ただ、プレシアの病は地球の魔法を駆使しても完治させることはできず、プレシアはそのまま病床で死ぬのではなく、アリシアの母として、研究者としてジュエルシード21個を使いアルハザードを目指して虚数空間を渡ることを選んだ。
もう1人の娘であるフェイト・テスタロッサを元使い魔のリニスに託して。
フェイトの方も5日程だが望んでいた母親と
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