暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第1章 『ネコの手も』
第8話 『お好きなほう』 Bパート
[8/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話



[おい、なのは]
[な、何、ヴィータちゃん?]
[コイツ、いつもこんななのか?]
[うーん。こんな感じ、かな? 態度、発言はともかく、不真面目じゃないの。むしろすんごい真面目なの]


 彼の発言で場の空気がまた変化しはじめたときであった。
 画面の表示が赤く表示されると同時に警報(アラート)が部屋に鳴り響く。


「このアラートって――」
「一級警戒態勢?」


 すぐになのはが反応する。


「グリフィス君!」


 彼女が画面に話しかけると、すぐに相手にアクセスし、画面の向こうにグリフィスが現れ、


「はい。教会本部から出動要請です!」


 その横の画面にはやてと通信がつながる。


「グリフィスか? こちらはやて。教会騎士団の調査部で追ってたレリックらしきものが見つかった。場所はエーリム山岳丘陵地区。対象は山岳リニアレールで移動中」


「……まさか」
「そのまさかや。内部に侵入したガジェットのせいで、車両の制御が奪われてる。リニアレール車内のガジェットは最低でも30体。大型や飛行型も未確認タイプも出てるかもしれへん。いきなりハードな初出動や。なのはちゃん、フェイトちゃん、いけるか?」


 どうやら、フェイトにも通信はつながっているらしい。


「私はいつでも」


 彼女の音声だけが聞こえてきた。


「私も」


 それになのも同意する。


「スバル、ティアナ、エリオ、キャロ。皆も大丈夫(オッケー)か?」
『はい!』
「よし。いいお返事や。シフトはA−3、グリフィス君は隊舎での指揮。リインは現場管制」
『はい』
「ヴィータは隊舎で待機できるか?」
「おう! 2次の緊急時はまかせとけ!」
「なのはちゃん、フェイトちゃんは現場指揮」
「うん!」
「ほんなら――」


 はやては自らも奮い立たせるために立ち上がる。


「機動六課フォワード部隊、出動!」
『はい!』


 すぐに隊舎にもどるから。と、通信は切れた。


「よし! それじゃあ新人ども、しっかりな」
『はい!』


 そうして、新人たちは急いでこの場を後にする。


「じゃあ、わたしたちもいくね!」
「隊舎のこと、おまかせしますです!」


 そう言って、部屋を出て行こうとする。


「高町一等空尉」


 リインは先に出て行き、なのはは振り向く。


「私はどうすればよろしいでしょうか?」


 彼女ははやてより、『その場にいる隊長、副隊長陣にコタロウの配備を一存する』ということは聞いていた。


(コタロウさん、かぁ……リインには現場管制に力を(そそ)いでほしいし、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ