暁 〜小説投稿サイト〜
真剣で清楚に恋しなさい!
一部 高校一年
風間ファミリー
新たな出会いは新たな火種?
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たら一緒に遊んでくれないか? そいつの面白さと可愛さは俺が保証する」

「へ〜、龍斗が保証する面白さね、いいんじゃねーか? に旅行を計画してるからクリスとその子を混ぜて一緒に行くか!!」

「可愛いのは大歓迎だな」

「おうよ、年はどうなんだ? そこ重要だぜ」

「来年川神学園に入学する予定って言ってたから、今は中三だな」

「何だよ、年下かよ」

ガクトのテンションが一気に下がる。

「失礼なやつだな、そんなんだからモテないんだぞ」

「うるせー、俺様は年上のお姉様がいいんだよ!」

「名前は何ていうんだ?」

大和が話の軌道修正をする。

「黛由紀江って子だ」

「ほう、剣聖の娘じゃないか。ますます面白そうだ」

モモ先輩がいつもの鷹揚とした感じから戦闘をする時の鋭い表情へと変わる。

「出たよ、いきなり襲ったらダメですからね」

「それくらいわかっているさ。ふふふ、楽しくなりそうだな」

「それじゃあ、今日は俺がバイト先でもらってきた寿司で盛り上がるぜぇ!!」


こうして金曜集会は今日も平和に過ぎていく。

クリスが風間ファミリーにゲストとして加わってから一週間、大和とは前にドイツで少し揉めたことがあるらしく、さらにその信条の違いからちょくちょく小さな言い合いのようなものが起きていた。が、今回はさすがにファミリー全員の怒りを買ってしまった。
秘密基地のことを何と無駄で危険なものだから取り壊すべきなどと言ってしまったのだ。これにファミリーを何よりも大切にしている京が激怒したが、もともと、自分が正しいと常に教わり、そう思って生きてきたクリスには自分が間違っているということがわからなかった。だが、大和の説明で自分が悪いということを知り、もう一度チャンスが欲しいというクリスに対してキャップが今度の旅行までに決めるという判断を下した。

そして今日がその旅行前日にして、まゆっちこと黛由紀江が川神に来る日だった。

  秘密基地


「は、ははは初めまして、ま、黛由紀江と申します。龍斗さんとは仲良くしていただいてて、みみ皆さんとも仲良く出来たらと思っています。よ、よよろしくお願いします!!」

「オラは松風ってんだ。この子シャイなんだけどいいやつだからさ、仲良くしてあげてくれよー」

黛由紀江と名乗る少女は整っている顔を強ばらせ威嚇するかのような表情で丁寧な挨拶と腹話術?を見せてきた。

「まゆっち、表情硬いよ。しかも、挨拶も硬いよ」

「龍斗さん、お久しぶりです」

「久しぶりだなぁ、龍坊」

「おう、久しぶりだな。まゆっちに松風」

龍斗には慣れているのか、普通の柔らかい表情で挨拶をするまゆっち。だが、龍斗以外のメンバーはあまりのキャラの濃さ
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