第十五話 幽霊学校
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頭に、俺達は『ハーレイン幽霊屋敷』・・・じゃなくて、『ハーレイン魔法学校』に入って行った。って、
シ「お、おいルーシィ、ウェンディ、俺の後ろに隠れるなよ。」
ル「だ、だって、怖いんだもん。」
ウェ「わ、私も、こうゆう場所はちょっと・・・」
シャ「全く、情けないわね。」
真昼間だと言うのに、中はめちゃくちゃ真っ暗で、前を歩いているグレイの背中も見えないくらいだった。
エ「ナツ。」
ナ「おう!」
ナツがポッと口から小さな炎を噴出した。玄関は埃だらけ、廊下には紙くずや木の破片が散らばっていたり、蜘蛛やゴキブリなどがうじゃうじゃいた。ナツの炎にビビって逃げるけどな。
グ「この『ハーレイン魔法学校』が廃校になった理由、確か生徒の一人が屋上から飛び降り自殺して、その生徒の幽霊が他の生徒に取り憑いて、次々に飛び降り自殺する生徒が増えていったからなんだろ?」
ル&ウェ「ひぃぃぃぃぃっ!!」
ルーシィとウェンディが悲鳴を上げる。何とも物騒な・・・
ル「ま、まままさか・・・さ、最初に自殺した、生徒の幽霊が・・まだ、この校舎内で・・さ、彷徨っているんじゃ・・・」
そうやって幽霊の事考えちゃうから、余計に怖くなるんだぞ。その時、ふわぁと俺とグレイの間を何かが通り過ぎて行った。
グ&シ「!!?」
ハ「グレイ?シン?どうしたの?」
グ「い、今、何かが・・・」
シ「と、通ったような、気が・・・」
ウェ「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
ル「ちょ、ちょっとぉ〜、怖い事言わないでよぉ〜。」
い、いや、だって、本当に何かが・・・すると、
ナ「おわっ!」
ル&ウェ「キャアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
ナツが驚嘆の声を上げてその場に尻餅をつき、その拍子に炎がポフッと消えて辺りが真っ暗になった。ルーシィとウェンディの悲鳴が校舎内に木霊する。
シャ「ちょ、ちょっと、これ・・・!」
エ「どうやらこの学校に幽霊とやらは本当にいるみたいだな。」
シ「マ、マジで・・・?」
その時、俺の足首を冷たい何かがガシッ!と?んだ。俺の背筋は凍り付いた。恐る恐る足元を見てみると、それは真っ暗闇でもはっきり見る事が出来た。青白く光っている、細い人間の手が、俺の足首をしっかり?んでいた。すると、青白く光っている手が、俺の足首を?んだまま床に引き擦り込む。
シ「うぉわっ!!」
ル「キャアッ!!」
エ「ぐっ!」
俺だけじゃなかった。その場にいた全員が青白く光る手に?まれて引き擦り込まれていた。が、ナツ、ハッピー、エルザ、ウェンディ、シャルルは天井へ。俺、ルーシィ、グレイは床へと引き擦り込まれていた。必死にもがいて逃れようとするが、思った以上
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