金字塔のデストロイヤー
第16話
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
て大戦中に失われていたとされていたが天界に保管されていた支配。本来ならここに透明も入るはずだったのだがな」
「ああ、なるほど。そこから勘違いしてましたか。残念ですが、三本目は僕が昔作った約束された勝利の剣ですよ。支配の聖剣は未だに行方不明ですよ」
「なっ、そんな馬鹿な!?この聖剣も穢されているだと!?」
「まあそういうことですね。ちゃんと調べないからそうなるんですよ」
いくら魔力や光力を注ぎ込もうが肉体強化などの補正が入らない時点で気付くと思うのですがね。
「それじゃあ、さくっと終わらせてもらいましょうか」
「先程まで手も足も出なかった貴様に負けはせん!!」
「おやおやバルパー・ガリレイ、貴方は僕の無限の剣製の特性を忘れたようですね」
「しまっ」
「夢を抱えて溺死しなさい。壊れた幻想」
聖剣を束ねるという事は、特性や性質をそのまま残すという事であり、僕の聖剣を束ねたという事はそのまま壊れた幻想が使えるという事になる。
束ねられた聖剣の芯になっていた物は僕の物だった。おかげで2本の聖剣の力も合わさって大爆発を起こす。爆発が収まると、そこにはバラバラになったバルパーとエクソシスト達のそれを見て部長達が気分を悪くしているが、この程度の覚悟もないのなら戦場に立って欲しくない。
バラバラになった死体を擬態の魔剣で一カ所に集め、聖水で清めてから火葬式典で灰すら残さずに燃やし尽くす。それから爆発した聖剣の欠片から二つの核を回収しておく。この核さえあれば聖剣は修復可能なのだ。
それが終わってから二人とコカビエルの方に目を向ける。
エクソシストと戦いながらも二人の方を気にしていたので大丈夫だというのは分かっていたけど、五分の戦い、いや、若干押し気味な所を見るとこの一週間の訓練は無駄ではなかったみたいだね。
「二人とも、加勢は要りますか?」
「いらん。イリナ、足を止めろ!!」
「オッケー」
紫藤さんの擬態の聖剣が網の様な形に変形して、切り離される。実戦によって更に聖剣の力を引き出せる様になりましたか。良い兆候ですね。ですが、あまり時間をかけると経験が物を言いますからね。いつでも介入出来る様に準備だけはしておきましょう。血の怪事件ぶりですが、失敗しないで下さいよ。
呼吸を整えて、全身に魔力を循環させ、練り上げた魔力を身体の、魂に注ぎ込み、展開の準備を始める。そして、誰にも理解されなかった|英雄《化け
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ