暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜
閑話ー聖槍と聖剣の英雄ー
66.双剣技
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


「ーーッ!!」

片手剣重単発技《ヴォーパル・ストライク》物理三割、炎三割、闇四割

目の前のグリフォンが光のカケラとなりその姿が消え去る。

「はぁ........はぁ.......」

「こ、このクエ.....ハードすぎんだろ」

二体目のボス、《Griffon The Road》に辛うじて勝利をおさめた。

もはや全員の肩で息をしており、次のボスに勝てるかどうかさえも怪しい。

すると先ほどと同じ声が部屋に響く。

『グリフォンを破りし者たちよ。最後の試練は、この程度ではないぞ!』

またも暗闇の扉の中へとグリフォンの光が飲み込まれていく。

「みんな......行けるか?」

「この程度な.....ら.....全然へっちゃらだよ」

アーチャーが強がった台詞を言うも、息切れで途切れ途切れの声になる。

「あと二体倒せば、クリアなんだ......武士としてやり遂げる」

「また......武士.....なんだ.....ほんと、熱いね.....クラインは.....」

クラインとレイナが平気な顔を無理にしながら立ち上がる。

「そうだね。あと二体って考えればいいんだよ」

「そうね.....」

リーファとシノンも立ちあがる。

「よしっ!行くぞ!」

重い足で俺たちは一歩一歩扉へと進んでいく。




「こ、こいつが三体目のボス」

「そ、そうみたいだな」

三体目のボスの姿に俺たちは、戦う前に戦意が損失するほどだった。

《Wall of The Impregnable guard》ー鉄壁の壁ー
俺たちの前に立ちはだかる巨大な壁。その壁の姿は、アーチャーとの戦いで作られた土の壁に酷似しているがそのプレッシャーはボスのものだ。HPバーは一本。普通ならフィールドボスといえどHPバーは、三本くらいあるものだが、こいつのHPは一本しかない。
それが意味するのは、このボスが弱いのではない。このボスは、今まで戦ってきたボス同様の強さとなる。

だが、この壁は攻撃してくるでもなくただ道を塞いでいるだけである。

「このボスって何もしてこないのかな?」

リーファが呟いたとほぼ同時くらいに俺たちが入ってきた扉が閉じる。

「うっ.....!」

「な、なんだ.....これ....?」

体にのしかかる急激重量感。
それは、この空間の重力が急に重くなったような重量感がのしかかる。

「ちょっとみんな!HPが減っててるよ!?」

アーチャーの言葉に自分のHPを確認する。HPバーは、徐々にその数値を減らし続けている。

「マジかよ!?」

「.....こいつもチートってわけか」

背中の片手剣を抜き、一気に壁に向け
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ