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バカとテストと死んだ世界戦線
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。だが、出来なかった。天使はNPC達の人垣を一人寂しそうに通り抜けていき、食券販売機で食券を買っていく。しかも、買った食券は普段誰も食べない激辛麻婆豆腐でさすがのあたしでも驚いた

遊佐「………どうします?回しますか?」

今はもう最高潮に達している。トルネードは開始できる

ゆり「…………回して」

あたしはそうつぶやくと、巨大扇風機が動き出し、大食堂は食券の吹雪でいっぱいになった

ゆりsideout









大食堂

トルネードが終わり、僕達戦線は食事をしていた。今日はちょっとした代物のカツカレーの食券を手に入り、少し幸せだった

秀吉「そういえば雄二よ。なぜ、トルネードが始まる前にわしとムッツリーニは天使には攻撃するなと言ったのじゃ?」
ムッツ「………俺も気になっていた」

秀吉は天ぷらうどんを、ムッツリーニはカレーうどんを食べなから雄二に問いかける

雄二「見ての通りだ。天使は俺達の姿が見えてるはずなのに攻撃をしてこなかった。だから俺達も攻撃をしなかった。ただそれだけのことだ」
美波「でも、何でだろう?いつもはうちらの姿が見えたら攻撃してくるのに……」
霧島「………やっぱり、天使にとっては生徒会長の失墜は痛かったのかもしれない」
姫路「これからこの戦線はどうなっていくんでしょうか……」

雄二は珍しくラーメンだけを食べ、美波は納豆カレー、霧島さんは親子丼、姫路さんはかけそばを食べていた

明久「雄二。何であんなことになるって分かったの?」
雄二「大体はもう予想してたんだよ。それにこれから大変な事が起こりそうな気だ」

全く雄二の思考についていけない。こいつの頭はどうなってるんだ?



バァン!!


突然、大食堂の玄関から大量のNPC達が入ってきて僕達を取り囲む。武器を構えた人もいるが、NPCに危害を加えることは無理なので攻撃することはできない

直井「貴様ら、時間外の食堂の使用禁止だぞ」

NPC達の間から出てきたのは、生徒会長代理のちょっと中二病で残念な直井君だった

雄二「嫌な予感はしたと思ったが、あの中二病かよ……」

どうやら雄二は直井君があまり気にくわないらしい

直井「僕が生徒会長になったからには今までのようには甘くないぞ。全員まとめて反省室行きだ」


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