暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第64話 罪の茨
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うのだから、不安も隠せられないだろう。

「……考えてみてくれ。あの槍がプレイヤーメイドであり、その武器自身、特殊能力も無い。そして、固有名は《罪の茨》。茨。連想になるが、《罪からは逃れられない》と暗示させているように感じた。……そして、何よりあの目立った圏内殺人と言う恐ろしい犯行。それが……誰かへの見せしめだという可能性が高い。となれば、次に狙われる可能性があるのは……」
「ッッ!」

 全員が驚愕の表情。そして……リュウキの言う《誰か》。それが誰なのか直ぐに連想させられた。《罪の茨》よりも、もっと簡単に連想出来る。
 だけど、したくは無かった、此処まで言えば、皆が判った。

「ヨルコ……さんが……?」

 レイナも、心配している顔だ。彼女に危険が迫っている可能性があるんだ。

「……罪の茨か。リュウキの言う事、確かに間違いないかもしれないな。固有名にそんな意味深な言葉をつければ。……だが、彼女は宿へ送った。とりあえず今日は大丈夫だろう」

 キリトも頷いていた、そしてエギルから武器を受け取り見つめる。

「あともう一つ……試してみるか」

 その後にキリトは、槍を構えた。自分の腕を狙って貫くこうとしたのだ。
 だが。

「ばかっ!!」

 アスナが、キリトのその行為を止めた。

「……何だよ?」

 キリトは何故止めた?と言わんばかりに聞く。

「『何だよ!』じゃないでしょ!馬鹿なのっ!実際にその武器で実際に死んだ人がいるのよ!!」

 アスナはキリトの事を凄い剣幕で怒鳴りつけた!

「いや……でも 試してみないことには……」
「駄目なのッ!!」

 レイナも声を上げる。そして、キリトの方に一歩、近づくと指をつきつけながら。
 
「キリト君はもっと考えて行動して! お姉ちゃんを心配させちゃ駄目だからねっ!」
「はぁッ//!」

 レイナの言葉を訊いて、アスナは一瞬赤くなった。
 今は真面目な話をしている筈なのに。だが、レイナは別に巫山戯て言ったわけではなく、大真面目だった。

「そ……そんなんじゃないけどっ! そんな無茶はやめて! この武器はエギルさんが預かっててください」

 アスナは、直ぐに表情を戻すと、武器をエギルに渡した。

「………オレも見たところ……エギルほど確証は無いが、武器に違和感は感じない。……だから 圏内ではHPは減らないと思うが?」

 リュウキもそこまで止める必要があるのか?と思ったが。

「駄目なものは駄目っ!」

 レイナは今度はリュウキの方へと怒っていた。それは先ほどアスナがキリトに怒鳴りつけた時の様な剣幕だった。

「あ……ああ。わかった。なら、それでいい。違和感が感じないのは事実だから」

 リュウキもレイ
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