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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第64話 罪の茨
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ヨルコさんと歩いていたなら……睡眠PKじゃないよね」
それも間違いないだろう。
だが、『決闘じゃない』と100%言えるか?と言われればいえない部分もある。
「あの後も、ある程度は周囲を警戒していたが……、やはり 見つけられなかった。駆けつける前かもしれないな。……だが、あの短期間で 姿を消すのは転移結晶でも無い限りは無理だ。それに、使ったとしても目撃証言が出てくる筈だろう。あのエフェクトを見逃すとは思えない」
リュウキもそう説明する。転移結晶を使えば、青白い光に包まれ、そして身体が上方へと消えていく。使用すると、比較的目立つアイテムなのだ。
「それに、突発的なデュエルでもありえない。やり口が複雑すぎるからな。事前に計画されていたPKなのは、間違いないといっていい、そして 《こいつ》だ」
キリトはテーブルに出したその槍を見てそう言っていた。エギルが、そのスピアをとり、右手でウィンドウを呼び出した。
エギルが所持しているスキルである、鑑定スキルを使い、武器の詳細を確認したのだ。
そして、ある事が判明した。
「どうやら、これはプレイヤーメイドだ」
そう説明した。
NPC武器屋やモンスタードロップではなく、一般プレイヤー、鍛冶職人プレイヤー。恐らくは≪マスター・スミス≫が作ったものだと。
「それは本当か!」
「作った人は誰ですか!?」
武器の作成者から犯人の手がかりになる。そう思い聞いていた。
「グリムロック……。オレは聞いたこと無いな。店を扱ってるオレが知らないとなると……少なくとも一戦級の刀匠じゃねえ。それに武器自体も特に変わったことは無い……」
その言葉を聞き、リュウキは考えこむ。そしてある仮説が浮かび上がってきた。
「……武器が重要な手がかり、だな」
そして、リュウキはそう言っていた。
《変わったところの無い武器》《大した能力も無い武器》
だが、それが使われた。そこから、考えられるのは。
「……その武器が犯行のメッセージの可能性もある、な」
リュウキは、武器を手に取りそう呟いた。
「どう言う事だ……?」
キリトは解らないからリュウキに聞いた。他の皆も同様だった。
「エギル。まず、固有名を教えてくれ。……オレの勘が正しかったら……、この武器にある筈だ」
リュウキは武器をエギルに返し、聞いた。
「ああ……。確かにあるな。《ギルティー・ソーン》……意味は罪の茨と言った所か」
それを聞いて……、リュウキは更に確信が持てた。腕を組み、続けた。
「……今回の事件。これだけで終わらない可能性が高いな」
「え、な……なんで?」
レイナは驚きながらそう聞く。あの恐ろしい事件が続くと言
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