暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第64話 罪の茨
[2/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
れても無理な相談だ。
「違和感有り過ぎだ……。最後の部分が特に。ま、アルゴの部分だけは信じられる」
「違いないな。アルゴに関しても同感」
2人して同意見だった。
「お前らな……2人揃って人聞きの悪い事言うなって」
最後には拳を合わせあっていた。
なんだかんだと言っているが、彼の人成はとても良い。エギルは、数少ない信頼できるプレイヤーの内の1人。頼りになる男なのだから。
「って!!!」
突然、エギルは何かに気づいた様で驚愕の表情をしていた。
「??」
リュウキはそんな顔をする理由がよく判らない。どうしたんだ、と聞こうとしたその時だった。訳がわからぬままに、素早くエギルはリュウキとキリト、2人共を店のカウンター内に引きずりこまれたのだ。
「ちょ、ちょっとまて! どどどど、どうしたお前ら! 希にお前らが組むコンビ以外は大概がソロなのに、今日は女連れ?? しかも、アスナとレイナ!?双・閃光の2人と4人パーティ?? それにキリト! お前とアスナはそれに仲が悪かったんじゃないか!!」
随分と随分熱心に近況を聴いてくるエギル。何もそんなに驚くような事じゃないと思うが……リュウキはこの時強く思った。それよりも、もっと思った事はある。
「汚い唾飛ばすな……」
顔が異常に近いという事だ。頬が接触する程近接している。
気持ちが悪い以外に形容できないから、リュウキはグイッ、っとエギルの顔をキリトの方へと押し込んだ。
「ってコラ! だからって、オレの方に擦り付けるな!!」
キリトも必死に拒否して、エギルの顔を押さえる。だから、結果的に2人の手でサンドイッチされた状態のエギル。
その顔は見事に縦にへしゃげていた。
「あ……はははは」
アスナは、そのやり取りを見て顔を引きつらせていた。
「ほんと仲いいね〜……。あははは………」
レイナは、3人を見て笑顔だった。……だけど、じゃ〜〜っかん アスナ同様に引いてたけようだ。
そしてその後エギルに、これまでの経緯を説明した。……エギルはその事実に驚きを隠せない。
「何だと!? 圏内でHPが0に!?」
エギルの反応は当然だろう。この世界でのプレイヤーの命は通常圏内ではシステム的に保護されているはずなのにだ。
「決闘での全損じゃないのか?」
エギルはまず初めにそれを聞く。それじゃないと……HPが減るわけがないと思っているからだ。
「……あたり周辺を確認した。決闘ならあるべき表示がなかったんだ」
リュウキはそう答えた。その言葉に、場の皆も頷いた。
事実……あの場で出来る範囲では確認したが、勝利者の目撃者すらいなかったんだ。
「……それに直前まで、
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ