金字塔のデストロイヤー
第15話
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しか説明してないんですから。最低でも肉体強化と光弾と光刃は覚えてもらわないと話にならないんですから。遠中近、全ての距離に置いて最低限の力を持っていないと完封負けする可能性が発生しますから。時には背中を見せて逃げる事も重要です。その為の力は必要ですから。
二人の訓練が終われば今度は自分の訓練を始めます。相手の持つ聖剣は天閃、夢幻、そして僕の作ったエクスカリバー。この中で一番危険なのは夢幻の聖剣です。最も力を引き出すのが難しい聖剣ですが、その力は一つの街を滅ぼす事すらも可能な程の力を秘めている物です。こう言ってはあれですが、どちらかと言えば魔剣の性質を持っている聖剣です。そしてこれに対応出来るのはルゥだけです。遥か昔に一度だけ解析した事がある物が相手では、それに対応する物を用意する事が難しい。それゆえに用意するのは対幻術、対精神攻撃などの精神面に関する防御。
それらの研究は最も進んでいない項目である。精神汚染に関しては命に関わるので最優先で研究を行ったのだが、精神攻撃に関しては魔眼が一般的であり、目を合わせなければ良いという解決策がある為に殆ど進んでいない。以前、作った物でどれだけの事が出来るのかは未だに不明だ。相手が聖剣の力ともなればどうなるか分からない。それに対抗する為に僕自身の抵抗力を上げる為に幻術を見せたりする聖剣を作り出してルゥに使わせる。その結果を元に改良を加えていきます。
翌日からも似た様な訓練を続けながら、色々なページモンスターと戦わせて経験を積ませます。まあ完全に頁を使うのはアトラック・ナチャだけですが。鬼戒神を平気で傷つけるバルザイの偃月刀やロイガー&ツァールはもちろん、どんな物でも出せるニトクリスの鏡や旧支配者であるイタクァとクトゥグアなんて危険な物はページモンスター化させれませんよ。
とりあえず一通り倒し終わった後は僕との模擬戦です。敵であるのははぐれエクソシストと聖剣使い、そしてコカビエル。コカビエルは聖書にもなが記される程有名な相手なのでどのような戦法で戦ってくるのかも分かっているのでそれを想定した戦い方で二人と戦います。
天井付近に浮遊し、光弾と光槍を二人目掛けて降り注がせ、隙が出来た所に高速で接近して光槍を振るう。
二人はここ数日のページモンスターとの戦いの経験によってそれらを的確に回避していく。連携も初日の時よりも上手くなっているのですが、大戦期を生き延びた熟練者を相手にするとなると不安です。それでもなんとか食い付けると言った所でしょう。聖剣の力は70%と言った所ですが、これなら任務を最低限果たす事は可能ですね。防御面は僕が防護服を用意すれば心配もありませんね。それにゼノヴィアさん、他に何か隠している様ですしね。
そろそろ本来の聖剣奪還に移りましょうか
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