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デート・ア・ラタトスク
精霊とASTとフラクシナス
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うにあくびをしている

「まぁ、マルタ様には会えましたし、結果オーライじゃないですか」

「それはいいんだけど…何でマルタはここにいたの?」

なぜマルタがここにいたのか不思議に思うエミルはマルタに質問する

「私もよく分かんないだけどこの世界に来た時にはもうここにいたんだよ。琴里が言うからにはあたしがこのフラクシナスに凄い衝撃でぶつかって気絶していたらしくて……」

「簡単にまとめるとエミル様とマルタ様は別々の場所に転送させられたという訳ですね」

「とにかくマルタが無事でよかったよ……」

「私もエミルが無事でよかったよ〜?」

すっかりラブラブモードのマルタはおむろにエミルにぎゅう〜と抱きつく。テネブラエはその光景を見てくっくっくっと笑っていた

「……誰か来るようですね。私は隠れてますので」

テネブラエは闇の中に消えた頃には令音が部屋に入ってきた

「……検査を始めるよ。こっちに来たまえ、エミ郎」

「れ、令音さん!?それに僕の名前間違ってるし!!」

「……そうか?まぁ、とにかく早くしてくれ。エル」

「しかも変な愛称までつけられた!?」

令音の思考がよく分からないまま、エミルは検査を受けにいった























「……エルの検査の結果が出たよ。琴里」

「ん、ご苦労。令音」

士道にひとしきり説明した後、琴里はエミルの検査の結果が書いている用紙を見る

「不思議ね……何なのかしら、あれは」

首を傾け、琴里は不思議に思う。エミルの検査結果は実に普通の人間でもあり、精霊だという結果だったのだ。血液、レントゲン、DNA、何を調べても同じ結果。さすがの琴里でも謎の存在と言えるだろう

「やっぱり直接聞いた方がいいわね。令音、連れきて」

「……分かったよ」

フラフラとした足取りで令音が隔離室へと向かって行った

「琴里。お前、エミルに何をしたんだ?」

「身体検査しただけよ。別に変なことはしてないわ」

士道は少し不安そうだったが、何分かするとエミルとマルタが戻ってきてほっとしていた

「今度は何をしたいの……?」

エミルはぐた〜と倒れながら言う。念入りに検査をさせられ、すっかり疲れているようだ

「ただ質問するだけよ。正直に答えること、いい?」

倒れたままエミルは頷くと琴里は質問を始める

「ずばり言うけど──エミルとマルタは何をしにこの世界に来たの?」

「「!?」」

エミルとマルタは驚いた。なぜ自分達が他の世界から来たのが分かっているのかが

「な……何で僕とマルタが他の世界から来たって言えるの?」

「理由は簡単よ。精
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