金字塔のデストロイヤー
第14話
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ー・デストラクション》と擬態の聖剣を使いこなせていない様なので、鍛え上げろとも命令されてますので」
二人が不機嫌そうな顔をしますが、そもそも擬態の聖剣を剣の状態で持っていても説得力がありません。擬態の聖剣はどのような形にも変化させる事が出来、どんな形であろうと聖剣としての力を発揮する事が出来る剣です。それこそ神父服の様な形にして着込めば攻防一体の武器になります。
破壊の聖剣も僕が教会に居た頃に見た物とは形状が変わっていました。僕が見た物は日本刀の様な素早く振れる物で、今の様な大剣とは違います。破壊の聖剣の破壊力は普通の剣とは違い、どれだけ聖剣としての力を引き出せるかによって決まります。なので普通の剣の様な扱い方では宝の持ち腐れです。聖剣の力を最大限まで引き出した上で、素早く細かく振るのが破壊の聖剣の正しい使い方です。ちゃんと解析して仕様書を置いておいたのですが、どうやら僕の研究資料の大半は捨てられてしまった様ですね。生憎と錬金は出来ないのでこの形のままでなんとかするしかありませんね。
「……確認が取れたわ。確かに一時的に私の眷属から離れてエクソシストとしての行動が認められてるわ」
「ご理解戴けたようで何よりです。気をつけて下さいね。敵はエクスカリバーを持っています。部長達では一撃で滅されますよ。それから会長達にも伝えておいて下さい。一応、一週間を目処に解決させる予定ですが、何かあればすぐにでも対処しますので部長達は自分の身を守る事のみ考えていて下さい」
「この件に関しては全て貴方に任せる様にと、こっちも四大魔王様連名での命令が届いたわ」
部長が不満そうに答えます。まあ部長には荷が重過ぎますからね。
「それでは僕らは行動を開始します。何かあれば連絡しますし、そちらも何かあれば連絡して下さい」
「分かったわ」
「では、今日はこれで。二人とも、しばらくの間お世話になる所に挨拶に行きますよ」
「あっ、ちょっとだけ寄りたい所があるんだけど」
「こら、イリナ。私達には任務があるんだぞ」
「一応聞きますが、どこにですか?」
「昔ここらに住んでたんだけど、その頃の幼なじみに会っておこうかなって」
「それ位なら構わないでしょう。案内してくれますか?」
紫藤さんに案内されて向かった家の表札には兵藤となっていた。どうやらイッセー君の幼なじみだったみたいですね。それならあのまま部室に居れば会えたのですが言わない方が良いかもしれませんね。幼なじみが悪魔に転生してますから。
イッセー君のおばさん
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