金字塔のデストロイヤー
第14話
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。やっぱり年に一度の研究報告を実物で送っていたのは正解だったね。
一番最後の紙には追伸が書かれていた。おそらく近日中に三大勢力で会談が行われる可能性があり、その場合駒王がその場に選ばれる可能性があるのでその時にゆっくりと話す機会を作ろうとの事が書かれていた。ありがとうございます。
「なるほど。とりあえず、これは二人宛の物だから」
命令書を二人に手渡すとすぐに顔が驚愕した物に変わる。
「なっ、何だこれは!?」
「うわぁ、うわぁ〜、四大熾天使様の連名の命令書なんて初めて見たよ」
「まあそう言う訳です」
「祐斗?何が起こっているの?」
部長が驚く二人を見て訪ねてきます。
「現在、教会が保管しているエクスカリバーの半分が盗まれました。盗んだ犯人はどうやらこの駒王付近に潜伏して何かを起こそうとしているみたいです。そして彼女達はエクスカリバーの奪還、あるいは破壊を命じられて来た聖剣使いです。手紙の内容ですが、彼女達はこの事件が解決するまでの間、僕の指揮下に入って任務を果たさなければならないんです。また例外的に僕も、一時的にエクソシストに復帰する事になりました。これ、その任命書です。上の方での話し合いは終わっている様なので事件解決まで単独行動をさせて貰いますね。後日、サーゼクス様から正式に辞令が降りてくるみたいです」
「はあ!?ちょっと、待ちなさいよ。こっちでも問い合わせるから」
部長が通信の魔法陣を出したので、今の内に二人の現状を確認しておきましょう。
「二人とも、活動資金や宿の手配の方は大丈夫ですか?」
「……むぅ」
ゼノヴィアさんが不満そうにしてますけど、一応仮の上司ですからね、僕。部下なんて一度も持った事無いですけど。
「納得が言っていない様ですが、僕の方はミカエル様からの任命書なので逆らうと大変な目に、破門で済めば良いのですが」
「ほらゼノヴィア、命令書には従わないと。ミカエル様からも認められてるってことは何か事情があるはずだから。とりあえず資金の方は大丈夫だよ。宿の方はこれから捜す必要があるけど」
「ええっと、貴方の方が紫藤イリナさんで合っていますか?」
「そうだよ」
「宿の方はこちらで準備しています。それから街には既にはぐれエクソシストが行動していますので注意して下さい。昨日もいきなり襲われましたから。まあおかげで透明の聖剣の奪還は終わっています」
収納の魔法陣から透明の聖剣を取り出してみせる。
「それから僕は必勝の手が無い限り、突発的な戦闘以外はしない派なので。僕抜きで必勝の手が打てる位にまで二人を鍛え上げますから。二人とも|破壊の聖剣《エクスカリバ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ