暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
望まぬ再開〜
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ーデテケ!!』

バチィッ!

「ーーーったぁ!?」

は、弾かれたぁ!?

「こ、こら。ダメだよ、そんなことしたら・・・」


・・・さっきの様子からもしかしてとは思ったが・・・


「・・・サチさん、闇が同化してないのか・・・?」

「同化・・・?ううん、みんな私の中にいるよ?」

「みんなって、やっぱりか・・・」

「何かおかしいの?」

「・・・いや、闇って普通に使えるようになると・・・何と言うか・・・一つの固まりになるんだよ。悲しみも怒りもごっちゃになって・・・」


「私、一人一人とお話もできるし・・・それに、闇を貸してもらっている感じで・・・」
「な、なんだそれ・・・そんな闇使い、今までにいないぞ・・・」

『でも、特例が出てもおかしくないッスよ』

「まぁな・・・サチさん、中の人達は協力的かい?」

「えっと・・・まだ何人か怯えてる子がいるけど・・・みんないい人だよ?」

「・・・なら心配ないかな・・・ごめんサチさん。対処法が思い付かない・・・」

思わず顔を押さえた俺にサチさんが気を使う。

「だ、大丈夫だよ早貴ちゃん。私は平気だから・・・」


「・・・何か違和感会ったら言ってくれ。用事は・・・それだけだな」



俺は息を吐き、眼鏡の位置を直す。


「・・・そう。それじゃ、失礼するわね」

「また明日、早貴ちゃん」

「ああ」




俺はテントの天井を見上げる。

『・・・大丈夫ッスか?』

俺はリパルの言葉に苦笑で返す。

「・・・恋の事か?全然大丈夫じゃねーよ。まさか、殺してしまった恋人が最強の敵なんてな・・・はは」



『咲さん・・・』

「・・・っと、悪いな。リパルに言っても関係・・・」

『恋さんを殺したのは・・・オイラもッス・・・』

「・・・っ!」

そうだった。あの時恋を斬ったのは・・・


「・・・本当に悪い。お前も苦しんでたのにな・・・」

『いえ・・・オイラは恋さんとは面識はないッスから・・・咲さん程では』

「・・・参ったな、本当に・・・」

『救い出す方法・・・きっと何かある筈ッスよね・・・?』

「ああ・・・なきゃ困る・・・いい加減恋を連れて帰らないとねねが可哀想だしな」


俺は横になり、色々思考を働かせる。

「リパル、少し付き合ってくれ。・・・寝られそうにない」

『いいッスけど・・・なのはさんに使ったのを使えば・・・』

「いや・・・なんか闇のせいか耐性があるっぽくてさ・・・」

『そうッスか』




明日からまた戦いの日々か・・・シン・・・必ずぶっ倒してやる・・・!!





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