望まぬ再開〜
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「なんで・・・なんでだ・・・!」
目の前にいたのは俺を庇い、命を落とした・・・明命の姿。
「なんで?簡単さ。愛依に跳ばしてもらったんだよ」
「・・・!」
「ちょっと個人的に用があったからね。・・・いやぁ、苦労したよ」
「何がだ・・・」
「僕の操り人形にする為には心に多少なりとも綻びが必要なんだけど、彼女たちは心が強すぎてねぇ・・・かなり痛め付けても僕に対する反抗の意思は消えなかったよ」
「・・・っ!!」
ギリッ・・・と音が鳴るほど歯を喰い縛る。
「流石に飽きちゃってさぁ・・・すこーし面白いモノを見せてあげたんだ」
咲〜
「面白いモノ・・・だと?」
男は笑う。
「彼女達の目の前で君達を八つ裂きにしてあげたのさ」
「俺・・・達を?」
何を言って・・・あ。
「察したね?別世界の君達さ。だけど度重なる拷問で判断力が弱まったんだろうねぇ・・・心地好い絶叫を響かせて・・・壊れちゃったよ」
「なっ・・・てん・・・めぇ・・・!!!」
闇が・・・抑えきれなくなる。目の前にいるのが本体ではないと解っていても・・・
「・・・話が良すぎるわね。その呂布も偽物じゃないの?」
闇風の言葉に男は笑う。
「頭の悪い子だねぇ。ここは本物を使うから面白いんじゃないか。・・・これが証明になるかな?」
男が持っているのは・・・恋の仮契約カード。
「ヤミ・・・わりぃが俺と恋には少なからずまだ繋がってる部分がある・・・だからわかる・・・!アレは、恋だ・・・!!」
「・・・」
『・・・え?魔力反応・・・』
「ディバイン・・・」
『!?』
振り返るとなのはが構えていた。しかも既に準備は完了していて・・・
「・・・バスタァーーーー!!」
「おおっ」
男だけを狙った射撃。だがそれは障壁に阻まれ・・・
「なのは!?」
「今・・・確かに防いだ。分身なら防ぐ必要はないのに・・・」
「・・・はぁ、面倒だね。そうだよ、僕は本物だ。亮君の方が分身の偽物」
「・・・だったらここで倒す・・・!」
「・・・君の目。つまんなくなったなぁ・・・それじゃあ闇に呑ませられないし・・・消しちゃおっか」
そう言った瞬間・・・恋がなのはに向かって走り出す。
「っ・・・!?」
「・・・装剣」
恋が剣を手にし、踏み込む。
ガキャン!
つばぜり合いになるが、すぐになのはは弾かれ・・・恋の剣に紫のオーラがまとわりついた。
「・・・!」
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