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第七十話 総力戦
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ゃないヨ!」

「そうれは、そうだけど・・・」

どこか納得のいかないリーファだったがもっともな意見を言われたためこれ以上追求することができなかった。

「そういえば、少年。同盟で思い出したんだが――スプリガンとウンディーネが同盟を組んでるんだって?」

思い出したような表情でルシフェルはキリトの肩に組み付き顔をのぞき込むようにしてそんな爆弾発言をした。それに反応したのは三人のプレイヤーだった。

「なんだと!?貴様等、いつの間にそんなことを?」

「そうだったか、ドロシー?」

「いえ、記憶にありませんね」

「い、いや、それは――」

「それに、少年。君はその同盟の大使と言うじゃないか」

言い訳をしようとしたキリトだったが、またしてもルシフェルの爆弾発言にキリトの背中には冷や汗が伝うのが止まらない。後ろにいたリーファも顔をひきつらせながら冷や汗を流している。頼みの綱のサクヤアリシャはおもしろそうに成り行きを見ているだけで何も言ってくれそうになく、ユージーンは自業自得だ、といわんばかりの表情でことの成り行きを見ている。援軍なんか期待できない。あのときのようにあれは嘘なんです、といえたらどれだけ楽なことか、などと思いながら必死に言い訳を考える。

「おい、お前、名前は?」

「キ、キリトです・・・」

シェイドに名前を聞かれて緊張しながら答えるキリト。何かを言おうと、シェイドが口を開きかけた瞬間それを遮るものがいた。

「おーい、シェイド。少年のことを問いつめんのもいいがTPOを考えてくれよー」

「う、うるさい!そんなこと、お前に言われなくてもわかっている」

ルシフェルだ。未だにキリトの肩に腕を回してもたれ掛かる状態だがしっかりとフォローを入れるあたりそれほどことを大きくする気はないのだろう。

「さて、少年。ここにいる全員あるやつに雇われていてな」

「へっ?」

「お前の手伝いをしてくれってそのクライアントから言われてんだ」

「へ?え、えっと・・・?」

ルシフェルの言いたいことがわからないキリト。そんな困惑しているキリトにルシフェルはニッと笑いながら言い放った。

「つまり、だ。少年が世界樹の上に行くサポートをここにいる俺たちがするってことさ」

その言葉を聞いたキリト、リーファ、レコンはすぐにその意味を理解できなかった。だが、そんな三人を差し置いてルシフェルの言葉に異議を唱える者がいた。

「ちょっと待て、ルシフェル!なぜそんなことになっている!?我々は世界樹を攻略するというから集まったんだぞ!!」

言わずもがな、モーティマーである。

「仕方ねぇだろ。クライアントからそう言われたんだから。ああ、あとサプライズゲストが来るとかなんとか。そ
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