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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
16話
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反転をする。それに反応し銀の福音も速度を下げる。

……距離はとったから、ここら辺で反撃するか。シールドエネルギーも桁違いだろうし、攻撃受けないようにしないと。

俊吾はアサルトライフルをコール、即座に銀の福音に向けて発射する。銀の福音はそれを避けるが、そこまで速くない。俊吾は先読みしながら弾を撃つ。ある程度の銃弾は当たった。高速移動状態じゃない限り、そこまで速くはないことが今の動きで分かった。それだけで俊吾の心の中に少しだけ余裕が生まれる。

銀の福音はまたもエネルギー弾を発射してくる。だが、今回は数が多い。俊吾はシールドをコール、避けれるものは避けて、無理なものは防御する。エネルギー弾が終わると、銀の福音は加速して、俊吾に向かってくる。直線的な動きで、それは簡単によけられる。そう思ったが、避けた方向に追尾してくる。油断していたせいで、そのまま接近され至近距離でエネルギー弾を喰らってしまった。

マズイと思い後ろに急加速し、距離を取る。その間に、一発バズーカを食らわせる。煙が上がり、少しの間は休めるだろう。

「はぁ…………ビビった……。あれか、今の状態は速度下げる代わりに機体制御がしやすくなってるのか。……上手く立ち回らないと危ないな……」

少し、考えを改めると、煙の中からエネルギー弾が飛んでくる。

「うわっ!」

少し反応が遅れたが、全弾よけられた。だが、少し気になることが出てきた。

「……さっきも思ったけど、こっちの攻撃効いてんのかな、あれ…………」

煙の中から出てきた銀の福音は傷一つ付いていないように見えた。

「やっぱり、実弾兵器だと火力足りないか……。なら!」

俊吾はインストールしていた重砲パッケージを展開。すると、ずっしりとした重さが感じられた。

「うおっ!……IS着てても重さを感じるって、よっぽどだよな…………」

俊吾は展開された装備を見る。両肩に32連装バルカン砲、腰の両側には16連ミサイル、脇腹にはバズーカ砲、膝にはレーザーカノンの砲身、そして、背中には腰とは別に8連ミサイル。動く砲台と言われても過言ではない。と言うか……。

「……やりすぎじゃない、これ」

あまりの重さに普段の移動速度の3分の1位になっている。そして、この重装備を支えるために装甲が強化されていて、動きにくくなっている。先に展開していた高速移動パッケージは肩甲骨あたりから伸び、基本的にはブースターに連結されている為、問題なく展開されている。

「…………ふ〜む、移動も遅くなってるし、高速移動パッケージのブーストを上手く使いながら戦うか」

銀の福音はというと、あまりに変化した俊吾の姿を警戒してか、何もしてこない。

「まぁ、好都合っちゃ好都合か……」

まぁ、パッケージ併用出
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