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鉄槌と清風
25部分:24:夜天の守護者2
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 弱まったシールドから手を離し離脱しようとする守護者へ

 『風鎖』

 至近距離…相手の腕へ青い光りとまとわり付く風による、バインド。
 其処へ飛び込んでくる白い影…なのは。

 「レイジングハート、チャージ!」

 『了解』

 腕を上げた良彦のわきの下辺りから、シールドへ突撃…弱っていたシールドを刺し貫いて…先端に集まる桃色の魔力光。
 杖から広がる6枚の翼。

 「エクセリオーン…バスター!」

 『A.C.S』

 超至近、シールドを貫いての直射砲撃…直撃し、もうもうと上がる煙、反動で弾かれる良彦となのは。
 
 「ってー…この威力馬鹿、もう一寸手加減しろよ」

 「全力でいかないと通りそうにないし、しかたないじゃん…でも、これでだめだと…」

 煙がゆっくりと流れ、そこに佇むのは無傷の夜天の守護者。

 「もう一寸頑張らないと、だね」

 『ですね』

 「ま、全然きいてねーってことはないだろうよ、しかし呼びかけに応答はないな」

 一応念話ではやてを呼んではいるのだが、応答は今の所ない。
 じっと二人を見つめる夜天の守護者…その動きが突然変わる、さびたロボットのようにぎぎぎっと言う感じで腕を前に突き出し、焦点の会わない目で二人を見つめている。
 何事か、と思っていると

 「(外の方、管理局のかた)」

 「この声は」

 「「はやて(ちゃん)」」

 「(ぇ、なのはちゃんに良彦君?)」 

 「あぁ、今夜天の守護者と戦ってる」

 「(そうなん?…なら、そのこ止めてくれる、そのこが走ってると管理者権限がつかえへんねん)」

 「止めるって、どうすればいいの?」

 その言葉に答えるのは、ユーノ

 「(なのは、ヨシヒコ、判りやすく説明するよ…相手を魔力ダメージでぶっ飛ばして、全力全開手加減無しで!)」

 「さすがユーノ君、わかりやすい」

 『全くです』

 「つーと、完全になのは向けだな、俺の攻撃じゃ完全魔力攻撃ないし」

 再びレイジングハートを守護者に向けるなのは。

 「それじゃ、よしくん、さっきみたいに動きとめてくれる?」

 「あぁ、その方がいいだろう」

 『マスター、ヨシヒコさんは、風の変換資質をおもちです、バレルショットの強化を頼めれば』

 「えーと、できそう?」

 「風系なら、多分いけると思うぞ…まぁ、ダメそうなら風鎖もあるし」

 「うん…いこう」

 話していると守護者が再び動き出し…二人に向け魔法を放とうとする所を、オレンジのバインドが腕を捕らえ、緑の鎖が体を抑える。
 アルフとユーノのバインド。

 「いまだ、なのは」

 「うん、レイジングハー
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