金字塔のデストロイヤー
第13話
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
みに結果は試合に勝って勝負に負けたとだけ言っておきます。宣言通り白音さんは部長を笑い者にしていました。
昼間とは打って変わり、大雨が降る中を傘をさしながら教会を目指して歩いて行く。そろそろガブリエル様から何か連絡が入っているかもしれないのでそれの確認です。教会への角を曲がった所で、正面から聖剣を突き刺された。
「あっ?」
僕を突き刺している聖剣を解析すれば、それは透明の聖剣だった。破壊の聖剣だったら危なかったですね。とりあえず人払いの結界を張って。
「主の元へ送ってあげましょう」
逃げられない様に透明の聖剣を持っていると思われる部分を握りしめ、足下から破壊の聖剣を産み出して相手を殺します。担い手が死んだ事で透明の聖剣の効果が切れ、姿が見えるのですが、先日とは違う男ですが、やはり何処かで見た事のある顔です。
悩みながらも、とりあえず聖剣を身体から引き抜き、封印を施しておきます。その後、収納用の魔法陣に放り込んでおきます。それが終わってから殺した相手を聖火で燃やし尽くし祈りを捧げておきます。傷は既に体内の自然治癒強化の魔剣の力で塞がっています。聖なる力が体内に残っていて気持ち悪いですが、肉体を人間に変化させれば問題ありません。一番の問題は斬られて血で赤く染まった服でしょうか。
教会まで行ってみると、アーシアさんは普通に居ました。教会の近くで襲われたので、もしかしたら何かあったのかもと思いましたが、無事な様ですね。アーシアさんは僕の服を見て驚いていましたけど。
「大丈夫ですか!?」
「ええ、傷は既に治療済みですよ。それより、ガブリエル様から何か連絡は来ていますか?」
「えっと、こちらにエクソシストを向かわせているそうです。明日にはグレモリーさん達との交渉に入ると。何かあったのですか?」
「教会からエクスカリバーが盗まれたそうです。僕もすぐそこで襲われました。アーシアさんの方は大丈夫ですか?」
「そうなんですか!?私の方は特に何も無かったのですが」
「不安なようでしたら以前渡した符をしっかりと持っていて下さい。あれは上級クラスの攻撃もしばらくの間なら防いでくれますから。さすがに破壊の聖剣が相手だと2発持てば良い方ですが」
さすがに使い捨ての符では力不足なんですよね。僕が自分で張れば破壊の聖剣に破られる事は無いんですけど。
「分かりました。しっかりと持っておきますね」
「そ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ