金字塔のデストロイヤー
第13話
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。さすがにこのチームに対して今のフォーメーションは有効ではないのでギャスパーとヴァレリーさんを外野にして僕とイッセー君と白音さんを前面に押し出した攻撃的なフォーメーションだ。
「あら、リアス。貴方は眷属を盾にして恥ずかしくないのかしら」
生徒会チームは個人個人が動き易い配置になっている。こっちは僕達三人が部長達を守る盾の様に見える。
「言わせておけb「部長、グレイフィア様の言葉をお忘れで?」ぐっ、わ、分かってるわよ」
「少しは貴方の眷属の力を信じて下さい。それも王としての務めですよ」
そう言うと何とか引き下がってはくれた。そして試合が始まる。なお、昼食の間にちゃんとしたルール設定だけはしておいた。テニスの時みたいに魔法を連発されるのは危険すぎるので魔力を使うのは禁止で、悪魔の身体能力は全開でもOK。その上で認識阻害の結界を敷く事になっている。
先手は生徒会側でまずは様子見なのか手が届かない高さで外野へのパスを行う。そこからが甘い。隣にいる白音さんに目を向けるとすぐに理解してくれたのか僕に向かって走ってくる。僕は腰を落として両手を組んで足場を作り、その足場に白音さんが乗ると同時に高く放り投げる。
「「「「なっ!?」」」」
白音さんはボールをそのまま空中でキャッチして身体を回転させて投げ返す。唖然としていた匙君の顔面に命中してボールはそのまま外野にまで飛んで行く。そして生徒会チームが立ち直る前にヴァレリーさんがもう一人、確か会計の子だったかな?その人に当てて開始早々戦力の40%が削られてしまった。
「油断大敵ですよ。様子見などせずに最初から全力で行くのが戦いで生き残るコツですよ」
何とか立ち直った生徒会チームに挑発も忘れない。戦闘において、意外とこの挑発と言うか会話というのは役に立ちます。意識を反らさせたり、精神的に揺さぶりをかけたりと便利です。相手の感情を上手く誘導する仕草なども神父としての勉強の中にありましたから。殆ど使う機会がありませんでしたけど。
その後も会話で狙いを僕に集中させたり、視線によるフェイントなどで流れる様に残りの二人にもボールを当ててコートに残されたのは会長一人だ。
「はい、お膳立てはしてあげましたよ。決着付けたいんでしょう」
手元にあったボールを部長にパスして端の方に移動する。
「祐斗、貴方」
「これで負けたら笑ってやります」
「えっと、部長頑張って下さい」
「あらあら、これは頑張るしか無いですわね」
部長が僕の事を驚いた目で見ているうちに内野に居た皆がコートの端の方に移動する。そして部長と会長の一騎打ちが始まる。こういう大した物がかかっていないなら一騎打ちの為の労力は気にしませんよ。プライド位なら幾らでも賭けて下さい。
ちな
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