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とある英雄の学園生活
第15話 メイド魔人
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信頼できる人間(魔人)はいない。
 2人に目を向けると
 「綺羅、あたいメイド服が着たい」
 
 服が着たいだけか、この魔人!  
 
 「じゃあ私も着てみたいです」
 
 シヴァまで何を言い出すの。
 
 俺は頭が痛くなり、額に手を押さえ
 
 「あのな、メイド服を着るだけでなく、アリス姫をご奉仕するのが仕事なんだぞ。できるのか?」
 
 「やれるわよ!」
 
 「やります」
 
 やる気はありそうだが、大丈夫かこの2人で。
 
 「1ヶ月後に入学式があるんだよな?」
 
 「はい」
 
 うむ、ならこの2人を徹底的にメイド修行させればなんとかなるかもしれない。
 たぶん。
 
 「とりあえず2人にメイド修行をさせつつ人材も探そう」
 
 2人はあくまで保険だ。
 保険になるかわからないが保険だ。
 いい人材が見つかればいいのだが

 「とりあえず、2人には当家で1ヶ月間メイド修行をしてもらいましょう」

 こうして世界に5本しかないと言われている魔人剣の2人は厳しいメイド修行に励むことになった。
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