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とある英雄の学園生活
第15話 メイド魔人
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もらえるのか
 
 「セリアはこう言っておりますが……」
 
 「OKだ、あと住むとこは?」
 
 「ジパングのにある別邸に住んでいただきます。ただ他の娘たちと一緒になりますが」
 
 「わかった」
 
 飲食居住付きでさらに給料が金貨5枚ならかなり高待遇だ。
 これで文句言ったらもったいないお化けがでてくるよ。

 「あとはメイドか執事をどうするかだな……」
 
 「そうですね」
 
 「誰か適任者はいないのか?」
 
 「城にいるメイドに命令すれば……」
 
 城での募集は難しいかな。
 『呪われた姫』と言われているからな。
 
 だが一般で募集をかけるのはちょっと難しいかもな。
 一般でもよほど身元がしっかりした人物でないと
 
 「あたいがやる!」
 
 それまで俺たちのやり取りをのほほんと見ていたイフリートが立って挙手をした。
 
 「「「「………………」」」」
 
 俺、シヴァ、アルト王、セシリアさんは何言ってんだみたいな目でイフリートを見たが
 
 「それはいい考えですね」
 
 セリアだけは賛同した。
 
 「「「「え!」」」」
 
 セリアとイフリート以外は見事にシンクロした。
 
 「イフリートには無理だろう、シヴァならわかるが……」
 
 いかん、つい本音が出てしまった。
 
 「ああん、綺羅あんたあたいよりシヴァのほうがてどういう意味よ」
 
 性格とか見た目に決まってるだろうが……と言えない俺
 
 「え〜となんだ、その……」
 
 「さすが綺羅様、わかっていますね」
 
 涼しい顔でお茶を飲んでいるシヴァ。
 おい〜俺のフォローをしてくれよ。
 なにか良い言い訳しないと。
 
 ジュウゥ
 
 イフリートが持っていたカップが炎で溶け出した。
 
 「なに!この貧乳!やる気!」
 
 ピシッ
 
 
 シヴァの飲んでいるカップが氷で固まった。
 
 「なんですって!この牛チチが!」
 
 2人の魔人が火花を散らしている。
 
 まずい、マジで喧嘩になる。
 この2人が喧嘩になるとこの宮殿はがれきの山になるだろう。
 とにかくとめないと

 「イフリート、シヴァやめろ。でないと……」
 
 俺は2人を睨む
 
 「……わかったわよ」
 
 「申し訳ございません綺羅様」
 
 2人はブスッとした表情で机の上にあるクッキーをボリボリ食べだした。
 とにかくセリアの話の続きを聞くか。

 「私は、イフリートでもシヴァでもどちらでもかまいませんが、もしよければ2人共メイドになっていただくのはどうでしょうか」
 
 どっちでもいいのか。
 
 確かにこの2人ほど
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