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閑話ー聖槍と聖剣の英雄ー
64.神殺しの聖槍
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む!この通りだ!」

イグドラシル・シティ大通りに看板を出す《リズベット武具店》で外に聞こえてるんじゃないかと思うくらいの声が響く。

「シュウが頼むなんて珍しいな」

「そうだね。シュウくんが頼み込むなんて」

壁際にもたれかかる黒髪のスプリガンのキリトとその横に座るウンディーネを象徴するかのような水色の髪の長い少女、アスナが言う。

「まぁ.....確かにそうだな。でも、今回は、あの槍だけはどうしても手に入れたいんだ」

もう一度頼み込む。

「そこまで頼まれたら武士道として断るわけにはいかねぇよな」

「なにが武士道よ」

「クライン熱いね!熱いのは嫌いじゃないけどクラインだとね.....」

「テメッ!レイナ、せっかく俺がいいこと言ったのによ!」

このリズベット武具店の店主、レプラコーンのリズベットとサラマンダーの刀使いクラインと同じくサラマンダーの武闘家レイナが言いあっている。

「シュウくんは、なんでそんなに《ロンギヌスの槍》が欲しいの?」

「そうですね、どうしてなんですかシュウさん?」

俺の隣にいるシルフの金髪のポニーテールの少女、リーファとふわふわした水色の小竜を頭に乗せたケットシーの獣使いシリカが訪ねてくる。

「あの槍は.....俺がSAO時代に使ってた槍なんだよ」

「それが理由なの」

ボソッと隣から一言。背中に背を預け、腕組みしながら立っている、昨日俺をボコボコにしたケットシーの少女、シノンだ。

「まぁ、正直言えば、あのゲームを一緒に戦ってきた武器を人に使われたくないってのが本音だな。それはゲーマーとして許せない」

その場にいたキリト以外が呆れたといような表情を浮かべる。

「で、いつ行くの?」

その質問の答えにその場にいた全員が声を揃えて大声を出した。

「「「きょ、今日!!!」」」

「そんなでかい声だすんじゃねぇよ。別に今日とりにいくってわけじゃねぇよ。ただ偵察に行くだけだよ」

その言葉にその場にいた皆が少し安堵する。
だが、突然だったということで、アスナ、リズ、シリカは用事があるということで、結局、俺、キリト、リーファ、シノン、クライン、レイナ、ユイだけとなった。

「それでこのパーティーで行くのか?」

キリトが少し考え込んだように言ったくる。

「まぁ、そうなるな」

また考え込むキリト。
確かにあのクエストにこのメンバーだけで行くのは少しきついかもしれないがそこまで考えることがあるか?

「でも、あのクエストって《ロンギヌスの槍》に行くまでに確か三体の大型モンスターを倒さないといけないんだよね?」

「確か、そんなこと書いたあったな」

リーファが恐る恐る言う。

「このパー
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