Every cloud has a silver lining(どんな雲にも銀に輝く面がある)
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「そして先週アンジェロは脱走した。俺の勘だがコイツはスタンド使い、もしくはネクストだ。……いや、死刑はの時、能力に目覚めたと見るべきだろう。何故かはわからんが。そしてこれはジジイ……俺の協力者の調査で分かったことなんだが、アンジェロは俺達が向かっている杜王町に潜んでいる。これは間違いない」
丞太郎さんが言った「ジジイ」っていうのはジョセフ・ジョースターのことだよね。確か原作では息子である第四部の主人公、東方仗助をスタンドの「ハーミット・パープル」で念写しようとしたらアンジェロの姿が写ったんだっけ?
「アンジェロがシババワが予言した災厄なのかは分からない。だがこんなムナくそ悪くなる犯罪者がいるって分かっている以上、見過ごす訳にはいかない。杜王町についたらまずこのアンジェロを探すがそれでいいな?」
『はい!』
丞太郎さんの言葉に俺達は口を揃えて返事をした。
当然だ。ヒーローとして、こんな犯罪者を見過ごす訳にはいかない。それに俺の当面の目標「第四部の原作で死亡した人を一人でも多く助ける」を達成するためにもアンジェロは捕まえないと……、
“ズキン!”
………………………………!?
まただ。また頭痛が起こった。一体なんなんだ、これは?
“ズキン!” “ズキン!” “ズキン!”
今度の頭痛はすぐには収まらず、絶えず俺の頭を攻撃してくる! いたいイタイ痛い! あ、頭が割れそうだ……!
「ちょっと砕くん!? 大丈夫ですか?」
「砕!?」
「どうしたんだ!?」
「おい! しっかりしろ!」
「大丈夫か? 砕くん?」
皆が心配して声をかけてくれるが俺はそれに答える気力もなく……やがて意識を失った。
……………夢を、見た。
夢の中の俺は前世の姿に戻っていて、前世で暮らしていた社員寮の自室でゲームをしていた。
遊んでいるゲームは勿論モンスターハンター4。
ゲームのハンターは「爆砕の征矢」と「ブラキSシリーズ」を装備していて、一人でブラキディオスと戦っていた……。
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