暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 〜厄災の狩人達〜
陽龍と陰龍

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「ずぇぇぇりゃぁぁ!」

刀匠の太刀が空を斬る音。

「ロギアさん!」

「ありがとう、ダイラス。君のおかげで目が覚めた。
こんなところで屈するわけには行かない!」

そしてロギアはアルフレッドに向き直り

「アルフレッドもありがとう、ダイラスと君が来てくれたからこそ俺はダイラスの言葉の意味を理解できた。」

そしてネヴィアにもう一度向き直って

「この戦い、勝つぞ!」

途端に後ろからも音が聞こえてくる。

「おーい!俺たちを忘れるんじゃねぇぞー!」

「エイジさん!皆!」

岩場で迷っていたエイジ達がアルフレッド達の下へ走ってきた。

「ロ、ロギアお前その防具…」

「何か知らないが話すのは後だ!まずはコイツをぶっ倒そう!」

ロギアの身に着けていたアカムトJシリーズ・レジェンドは黒色の流れるような刺々しさは消え
白色でそれはまるで聖騎士を思わせる形に変貌していた。

「不思議だ…今は何故か痛んでいた体が力でも抜けたかのように軽い…。
弾かれまくって力が入らなかった腕も普通に刃が通るくらいに回復している…。」

もちろん生命の粉塵などを使ったわけではない。
ただただロギアの身に奇跡が起こっているだけだった。

「この片手剣がどれだけ強いかは正直分からないけど…そろそろネヴィアも麻痺を起こすんじゃないかな!」

アルフレッドが渾身の力をこめて盾殴りを放った。
陰龍ネヴィアは突如身をかがませ痙攣し始めた。

「麻痺か、でかしたアルフレッド!」

カーネロスが息を合わせるように足元へ。
ダイラスもネヴィアの頭下へ移動する。

「ぬぅぅぅぅ…」

カーネロスがその身に力を溜めていく。
ダイラスもネヴィアの頭下で力をこめる。

「どおりゃぁァァァァあ!!!!!」

カーネロスが少し早く陸海空覇剣【孤高】をネヴィアの足に叩き付けた。
甲殻は斜線上に剥げたものの肉へ斬り込むまでには至らなかった。

「でぇやッ!」

ダイラスが力を溜め込んだフラストレーションを斜めに頭部へ叩きつける。

「せぇい!!」

体の回転を利用し速度を上乗せした状態で今度は下から思い切りかち上げる。

「これでもぉ…。」

振った勢いを溜めながら制し、背中までフラストレーションを大きく振りかぶり

「喰らえェェッッ!!!」

これまでのどんな一撃よりも重いそのフラストレーションの一撃を陰龍ネヴィアの頭部にクリーンヒットさせた。
同時に二箇所、しかも想像を絶するレベルのダメージに瞬間で陰龍ネヴィアはめまいを起こしその場に倒れこんでしまった。

「機は今と見た!軽弩兵器隊、全力射叩き込めェー!」

「了解、携行バリスタ全力射撃てぇ!!!」


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