暁 〜小説投稿サイト〜
さんすくみっ
第一部
序幕
序幕

前書き [2]次話
 人間の世界には『詩』というものがある。
 比較的短めな言葉の羅列に、その何倍もの『心』を乗せる。
 更にそれを曲を加えればカエルの好きな『歌』になるし、道筋を加えればナメクジが好きな『物語』となる。
 俺は人間の世界に来てから沢山の『詩』と出会った。
 それらは言語すら操れなかった俺達畜生には、考えつかないような素晴らしいものばかりだ。
 その中でも俺の好きな『詩』は、この世に存在するものの中でも最も短いもの一つであるのだろうが、そこらの『詩』とは比べものにならないくらいの沢山の『心』がこもっている。

「ありがとう」

 俺は確信している。
 この『詩』と出会うために俺は人間になったのだと。
前書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ