第一部
序幕
序幕
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人間の世界には『詩』というものがある。
比較的短めな言葉の羅列に、その何倍もの『心』を乗せる。
更にそれを曲を加えればカエルの好きな『歌』になるし、道筋を加えればナメクジが好きな『物語』となる。
俺は人間の世界に来てから沢山の『詩』と出会った。
それらは言語すら操れなかった俺達畜生には、考えつかないような素晴らしいものばかりだ。
その中でも俺の好きな『詩』は、この世に存在するものの中でも最も短いもの一つであるのだろうが、そこらの『詩』とは比べものにならないくらいの沢山の『心』がこもっている。
「ありがとう」
俺は確信している。
この『詩』と出会うために俺は人間になったのだと。
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