第八十二話 切り拓かれる運命
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ルトフェルトにとってはそれで十分だった。
「なッ、まさか!?」
これほどまでの損傷を負っても下がろうとしないリゼルを前にハイネはバルトフェルドが何をしようとしているのかをようやく察する。
『すまんな、悪いが俺はここでリタイアのようだ……』
コックピット内の爆発で体中に傷を負い、腹の辺りから血を流しつつも、無事な義手の左腕を動かして一つのパネルを取り出し数字を打ち込む。その間にデスティニーは下がろうとしたが、拉げてまで突撃したリゼルは食い込んだかのようにデスティニーにピタリと取り付いていた。
『アイシャ……僕も君のところに……』
実行ボタンが押され、リゼルが爆発を巻き起こした。
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