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こんな私(俺)の物語
第十話 チェスゲームですか敗北ですか
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んだ。三倍こなした俺が持たんわけがない。疲労感は凄まじいがな!
でも無茶ぶりされなくてよかった。一日三十時間修行とか、頑張れば可能なのが悲しい。
一誠が泣き出した。感動するのはわかるが、一対一の時には泣くなよ?

「・・・・・・どうやら、余計なことを言ったようだ。そちらの『兵士』から感じる重圧が増したよ」

「『戦車』イザベラ。俺はリアス・グレモリー様の下僕で一番弱くて戦闘の経験も少ない。それでもあんたを倒す!」

一誠が気合いを入れたその時、

ブゥン!

と風を切る音が聞こえる。そちらを見ると、木場が闇の剣を振っていた。

光喰剣(ホーリーイレイザー)

木場の神器の一端。闇に包まれた名前通り、光を喰らう剣。だが、カーラマインの炎の剣で消し飛ばされたらしい。

「残念だが、私に貴様の神器(セイクリッドギア)は通用しない」

それが木場の神器の全てじゃないからな。俺も魔剣は創れないが、剣は創れる。まさにチート。

「では、僕もこう返そうかな。残念だね。僕の神器はこれが全てではないんだ」

「何?戯言を。グレモリー家の『騎士(ナイト)』よ、見苦しさは剣士としての本質を曇らせてーー」

「ーー凍えよ」

木場がそう言った。そして段々寒くなってきた。冷え性は女の敵だ!
刀身がなくなった剣が段々と氷がおおっていき、新たな刃を作り上げた。

バリン!

炎凍剣(フレイムデリート)ーーこの剣の前では、如何なる炎も消え失せる」

炎凍剣(フレイムデリート)を出した。如何なる炎も消え失せるって、俺の焔は消えるのかな?
魔力返還で炎を生み出せは出来ないけど、融合と分裂の境界による焔。
・・・・・・消せるわけねえよな。皆さんおわかりだろうが、エネルギーが違いすぎる。

「バ、バカな!神器(セイクリッドギア)を二つも有するというのか!?」

カーラマインの剣が氷におおわれていき、固まり、砕ける。が、そこは『騎士』。剣を早々に捨て、腰に携えた短剣を抜き天にかざして叫ぶ。

「我ら誇り高きフェニックスの眷属は炎と風と命を司る!受けよ!炎の旋風を!」

ゴウウゥゥゥゥ!

カーラマインと木場を中心に、野球のグラウンドを炎の渦が包む。またか!何度肌にダメージを与えれば気がすむ!(戦闘中にそんなことを言うな)
結界で炎を防ぐ。

「カーラマインめ。味方が近くにいることを忘れているのか!」

一誠もついでに結界で覆う。イザベラが毒ずく。
が、木場はそれでも冷製だ。

「なるほど、熱波で僕たちを蒸し焼きにするつもりか・・・・・・。だけど」

また刀身がなくなった剣を前に構え、力強くいい放つ。

「ーー止まれ」

ヒュゥゥゥゥゥン!

と、豪快な音を立てていた旋風が
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