第十話 チェスゲームですか敗北ですか
[4/15]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
蝿い。
「ライザー様曰く、『妹をハーレムに入れることは世間的にも意義がある。ほら、近親相姦っての?憧れたり、羨ましがる者は多いじゃん?まあ、俺は妹萌えじゃないから形として眷属悪魔ってことで』だそうだ」
・・・・・・バカの発言だが、愛のない近親相姦はいけません!
バカだ。焼き鳥。下手すりゃ、妹死ぬぞ?
悪魔ってみんなこうなのかな?やめたくなってきた。
「では、行くぞ!リアス・グレモリーの『兵士』どもよ!」
一誠に向かって拳を振るう。間一髪、顔を横に避けて当たらなかった。
って『兵士』どもよ!って。俺もターゲット!?
「うん。この程度の打撃はかわすか。すまない。少し見くびった。一段、否、二段ほどギアを上げよう!」
先程よりもはやく殴りかかるイザベラ。ブーステッド・ギアのせいで激しい運動が出来ないため、一誠はいつもよりサンドバッグになっている。
蹴りを入れようとしたところで、俺はその足を受け止める。あくまで俺は時間稼ぎ。
「ぬっ!?」
「紫さん、ありがとうございます!」
『Boost!!』
こうしているうちに倍加は滞りなく進んでいく。
「やるな。てっきり肉弾戦は専門外だと思っていたのだがな」
「あら、誰も魔術しか出来ないなんて言ってないわよ」
「それでも、そっちの『兵士』の方ができると思っていたんだ」
「そう。油断していたら沈めるわよ。」
「挑むところだ!」
素早く後ろに跳んで体制を整えたイザベラ。その直後、右拳が飛んできた。顔面狙って。
乙女の顔面を殴るな!顔を左に動かして避ける。続いて飛んできた右足を左手で受け止める。そのまま右足を掴んで引っ張る!体制を崩したと思ったら、左手を地面について、蹴ってきた!それをスキマの縁で受け止める。
怯んだ瞬間、掴んでいる足を離して、回転しながら右手に持っている傘を当てる!
「がっ!」
入りが甘かったな。俺もまだまだだ。
「紫さん!あとは任せてください!」
「あら、じゃあ頑張って」
「はい!」
一誠が俺の前に出る、が、蹴られた。
おい、俺が時間稼ぎした意味なくなってんじゃん。
ああ、サンドバッグになっているよ。これが修正力というやつか?
「以外とやるな。正直、もう一度痛め付けたら終わると思ったんだがな・・・・・・。どうやら、リアス・グレモリーはよく鍛えこんでいるようだ。何より体力が凄まじいな。真剣勝負の場合、一番重要なのは体力だ。ただ対峙して戦うだけならバカでもできる。だが、それを継続して数分間でも戦うにはかなりの体力が必要だ。戦闘は体力と精神を激しく使う。避けるだけでも相当な労力がいるからな。それがいまのところ可能なのは、君たちが相当な体作りをしてきたからだ」
一誠が持つ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ