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こんな私(俺)の物語
第十話 チェスゲームですか敗北ですか
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嬉しいよ。

「だが、私はお前たちのようなバカが大好きだ。さて、やるか」

剣を構える騎士ども。清々しい。

「『騎士』同士の戦いーー待ち望んでいたよ。個人的には尋常じゃない斬り合いを演じたいものだね」

「よくいった!リアス・グレモリーの『騎士』よっ!」

ギンッ!

火花散らしてが流れそう。速いな。手数で攻めるのが騎士なんだな。こういうタイプは一撃の威力が低い可能性があるから、低かったら、体力が無くなるまで結界で弾くのが効率的か?白刃取りなんざできん。
周りのものがゆっくり見えるようにできるとはいえ、体がついてかん。
ん?お客さんか?

「ヒマそうだな」

「ッ!」

一誠がびっくりする。顔の半分にだけ仮面をつけた『戦車』の女性。
それと文句言いながら来る焼き鳥妹。

「全く、頭の中まで剣剣剣で塗りつぶした者同士、泥臭くてたまりませんわ。カーラマインったら、『兵士』を『犠牲(サクリファイス)』にするときも渋い顔していましたし、主である『(キング)』の戦略がお嫌いなのかしら?しかも、折角可愛い子を見つけたと思ったら、そちらも剣バカだなんてついてませんね」

焼き鳥妹。焼き鳥が女漁るのなら、妹は男漁るのか。
戦場にドレスで来る焼き鳥妹。俺?俺は制服みたいなもんだからいいんだよ。
頭の両側にドリルロール、典型的な高飛車お嬢様みたいなやつだ。
こいつ、ライザーより働いてなくね?お前が犠牲(サクリファイス)されろ。不死身だしちょうどいいだろ。
不意討ちに備え、傘を構える。

「うーん。この子がリアス・グレモリー様が可愛がっている『兵士』さん?あの方、殿方の趣味が悪いのかしら」

疑問系じゃないのが腹立つ。しかも礼儀がない。自分が貴族だからってそれを築いたのはお前じゃない。

「ブーステッド・ギア、スタンバイ!」
『Boost!!』

一誠が飛び退き、倍加を始める。
しかし焼き鳥妹は嘆息している。潰そうかなぁ。新技の実験台にもってこいだ。

「私、あなたのお相手はしませんわよ。イザベラ、あなたがお相手してあげたら?」

うわぁ〜。超上から目線。戦わないクセに腹立つ。完全に格下と見ている。

「元からそのつもり。さ、お互い手持ち無沙汰ならば戦い合おう」

「あ、うん。それはいいんだけど、そっちの『僧侶』さんはバトらないのか?」

「あー、気にしないでくれ。あの子は特殊だから。今回の戦いも殆ど観戦しているだけだ」

「な、なんだ、そりゃ!」

ニート?

「彼女はーーいや、あの方はレイヴェル・フェニックス。ライザー様の妹君だ。特別な方法でライザー様の眷属悪魔とされているが、実の妹君だよ」

「えっ、ええええええええええええええええええ!?」

一誠五月
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