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こんな私(俺)の物語
第十話 チェスゲームですか敗北ですか
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校舎の裏手から侵入してしばらくすると、プロモーションの条件が満たされた。

「プロモーション!『女王』!」

ズザァァァァ!

一誠がプロモーションして走り出すが、激しくこけた。そこからも頑張っていた。

七転び八起きとはよくいったものだ。俺の服も血やらでかなり汚れてしまった。
そりゃそうだ。ここは現実だ。ゲームじゃない。いや、レーティングゲーム中だけど。

要約屋上についた。勢いよく扉を開け放つ一誠。
眼前には、対峙するリアスとライザー。おろおろしているアーシア。
少しみるだけでもこちらが劣勢だとわかるほど、リアスは疲労していた。

「部長ォォォォッ!兵藤一誠!ただ今参上しましたぁぁぁぁ!」

「イッセー!」「イッセーさん!」

俺もいるがな!忘れるな!

「ドラゴンの小僧か?レイヴェルの奴、見逃したのか?」

「スキマ送りしただけよ」

「・・・いたのか、お前」

・・・潰す。と、そこに爆破魔(ユーベルーナ)もきた。

「ライザー様、そこの女の『兵士(ポーン)』は私にやらせてください。他の『兵士』と『僧侶』はともかく、あの『兵士』、いや、八雲紫は私がやります。それに、もう片方の『兵士』の能力も厄介かもしれませんわ。相手が身に纏っている物を消し飛ばす能力ーー」

「俺が纏っている炎を消されたら厄介だと?どうだろうな。その能力と、そっちの『兵士』の性格を考えてみても、女にしか効果ないんじゃないか?リアスたちの相手は俺がやる。お前はもう一人の『兵士』と好きなだけやっていろ」

「ありがとうございます。さあ、やりましょう。こそこそと逃げ回るだけの鼠のような『兵士』さん?」

・・・・・・ここまで露骨にバカにされたのは初めてだな。

「がぁ!?」

俺は蹴りを入れて屋上から吹き飛ばして空に放り出す。近くにいると巻き込んじまうからな。

「この!『兵士』ごときが!」

『八雲「夢想封印」』

虹の七色と、太極図の柄をした八つの追尾弾を放つ。

ドガァァァァン!!

目映い光とともに、勝負は呆気なくついた。

『ライザー・フェニックス様の『女王』一名、リタイア』

ふん。格が違うんだよ!スキマを開いて屋上に戻る。

「・・・・・・ユーベルーナを一撃で倒すとはな・・・・・・。だがな、リアス。戦況は変わらない。投了(リザイン)するんだ。これ以上は他の場所で見られている君のお父上にもサーゼクス様にも格好がつかないだろう。君はもう詰んでいる。こうなることはすでに読んでいたことだ。ーーチェックメイトだ、リアス」

「黙りなさい、ライザー。私は諦めない!読んでいた?詰んだ?まだ『(キング)』である私が健在なのよ?」

「アーシア!」

一誠
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