暁 〜小説投稿サイト〜
IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第15話
[7/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
てみせます!」

「よし。あとはどうやって織斑を運ぶかだな……高速稼働実験をしている奴はいるか?」

「それなら、わたくしならイギリスから強襲用高速パッケージ『ストライク・ガンナー』がきていますし、超高感度センサーも付いています」

「稼働時間は?」

「20時間です」

へ〜、セシリアさん凄いな〜。やっぱり、伊達に代表候補生を名乗ってないな。

「ふむ、それなら適任……」

「ちょっと待つんだよ!ちーちゃん!!!」

「…………山田先生、部外者を外に」

麻耶は束を捕まえようとするが、それをうまいことすり抜けていく。変に身軽である。

「ちーちゃんちーちゃん、束さんの頭にいい作戦がナウプリーディング〜」

「…………いいだろう、作戦の内容は聞いてやろう」

「こういう時こそ赤椿の出番なんだよ!」

「どういうことだ?」

「ここは第4世代ISの出番の見せ所なんだよ!」

唖然…………。これが今の状況にふさわしい言葉だろう。5秒くらい経ったが未だにみんなはポカンした顔をしていた。いきなり第4世代なんて台詞が出てきたのだから。

「…………束、説明しろ」

千冬が頭を抱えながら言った。

「あれ?説明してなかったっけ?」

とぼけたように束は言った。おそらく、これがこの人の素なのだろう。面倒極まりない。一夏は一人で『何のことだ?』みたいな顔をしている。

「いっ君の為に説明するね〜」

束はお見通しだったらしい。だが、誰しもが説明を求めていた。

「まずは世代から説明しようかぁ。まず、第一世代型ISのコンセプトは『ISの完成』。第二世代型は『後付武装による多様化』。そして、第三世代型は『操縦者のイメージ・インターフェイスを利用した特殊武装の実装』。空間圧作用兵器、BT兵器とか、AICとか色々だね。それで第四世代型は『パッケージ換装を必要としない万用機』。これば理論上の空論なんだけど束さんはこれを作っちゃたよ、ブイブイ」

またもや、唖然としていた。当たり前だ。今、世界中の各国は第三世代ISの開発に取り組んでるのにそれを飛ばして第四世代なんて…………夢御伽話がそのまま現実になったようなものだ。

「ちなみに雪片弐型にも使われていま〜す。私がぶっ込みました」

「「「「「「え?」」」」」」

「要は紅椿ってのは、全身が雪片弐片ってわけなんだよ〜」

「え?ってことは…………」

「うん、強いね。というか、最強だね」

みんながし〜んとしてしまった。規格外すぎることを平気なことで言う人間なのだ、篠ノ之束は。

「あれ?みんなどうしたの、御通夜みたいに。誰か死んだわけでもないのに。おかしいの」

いや、おかしいのはあんただ。

「言ったはず
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ