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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
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「ーーーと言うわけでこれを作ったから装備しろ」
翌日、二人が起きた頃を見計らい、昨日出掛けた要件を伝え、装備を手渡す。
「ルパン・ザ・フェイス?」
そう!これは頭装備の扱いになり、尚且見た目がガラッと変わる言わばルパンのような変装用スキンなんだ!
「うお!顔が変わった!」
「すげー!普通だ…これなら目立たない!」
二人の顔は普通になり、はでな髪色は黒に変わった。
「これなら外に出ても大丈夫だし襲われる心配もない」
「これどうしたの?」
「作ったんだよ、昨日出掛けたのは素材集めのためだ」
「はあ!?そんなスキル……あの時の!?」
「そ、自由改装スキルだ」
こう名付けたのに理由はあまり無い。
実際自由に作ることが出来るし作ったものによって効力や能力も変わってくるのだ。
「と、兎に角レベルを上げればこれから先のゲーム攻略に貢献出来る!
本当にありがとう!」
コウジはユウジの公式チートに若干引きながら答えた。
「んじゃ死なないようにな?」
「ああ!」
「最初は平原とかで簡単にやっておくよ。
段階を踏んで上に上げてく感じだ。」
段階を踏まずに迷宮区まで行った奴がここに二人居るのであるが
言わないことにしたのは間違いではないだろう。
「じゃあ縁があったらまた会おう。
そんときはまた改めて御礼させてくれ」
「あれから三年も過ぎたのか……」
「いや、ついさっき別れたばかりだから」
なんてやり取りをしながらホルンカの町へ到着。
「取り敢えずストレージに貯まりまくった素材とか売りまくろうか?」
特にすることがないので提案を持ちかけたソウヤ。
「ん?素材はダメ。武器なら良いよ」
「え?何で?」
「俺のスキルアップに使うから」
「ああ、成る程」
「よし、じゃあ宿に行くぞ。
今日までに100にはしときたい」
「限界値ってどれくらいあるの?」
「一応1000になってた」
「了解」
そう言うことながら宿に向かう二人だった。
ーーー時間をすっ飛ばして夜23時。
あれから12時間、素材をダメにしまくっては売って捨てて取りに行ってを繰り返して
予定だった100を243と言う結果で終えた今日この頃。
100を越えた辺りから失敗は無くなり始め、一層でかなり役立つ装備が多数作成出来た。
プレイヤー ユウジ Lv26
右手装備 ルーベンスソード
(追加効果 力+50
左手装備 無し
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