混沌のプライド
第11話
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界の外まで出てから再び戻る。
「はい、ということで貴女達を放置しておいても良いのですが部長から指示がこないのでここで待機させてもらっています」
「舐められたものですわね」
「舐めてなどいませんよ。戦いにおいて油断や慢心程危険な物はない」
『祐斗さん、もう駄目です。イッセー先輩がボロボロで、部長、今にも投了しそうです』
『分かりました。少しこちらも動きます』
「さて、残念ですがそろそろ僕も動かさせてもらいましょう。とは言っても、既に仕込みは終わっているんですけどね」
結界の中央に結界を構成しているものと同じ物を突き刺すと同時に、結界が完成する。結界の中を聖なる力で満たす浄化の結界が。
「「「「「「きゃあああああああああああ!!」」」」」」
「ぬっ、ぐぅぅ!!」
一撃で仕留めることを前提にしていたので僕自身にも無視出来ないダメージが入りますが、目の前の6人が光に包まれて消えたのを確認すると同時に壊れた幻想で聖剣を爆破して結界を解除します。
『ライザーフェニックス様の兵士2名、僧侶1名、戦車1名、騎士2名、リタイア』
これで多少は部長に余裕が出来たはずです。少し休んだら、すぐに屋上に向かいましょう。
呼吸を整えてから校舎に向けて歩き出そうとした所でそのアナウンスが流れた。
『リアス・グレモリー様の投了を確認しました。このゲーム、ライザー・フェニックス様の勝利です』
やはりリアス・グレモリーは王の器に相応しくないということがはっきりと判明した。分かっていた事とはいえ、がっかりしましたよ。
自分勝手な行動、眷属への指示の拙さ、駒の数はこちらが上で試合を投了。部長が撃破されての敗北なら、まだ見守ろうと思っていたけど、途中で諦めるという行為を僕は許さない。自分から望んだ戦いを自ら諦めるなど、絶対に許さない。
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