混沌のプライド
第11話
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ン)3名、戦車1名、リタイア』
どうやら作戦は成功した様ですね。そう思っていたら再び爆発音が聞こえてきました。確認の為に全員に念話を送ります。
『後の方の爆発は何事ですか?』
『オレ達が狙われて白音ちゃんが!!』
『落ち着きなさい、兵藤君!!白音さん、大丈夫ですか?』
『……なんとか。しばらく休めば大丈夫です』
『兵藤君、白音さんを校舎内に運んで来ださい。敵はどうしていますか?』
『今、副部長が戦ってる』
『なら兵藤君は、ちょっと待って下さい。部長はどうしました?』
普通なら一番驚いているはずの部長の声が聞こえません。副部長は戦闘中ですから仕方ないとしても、部長が通信に出ないのはおかしいです。
『『『え?』』』
慌てて探知系の魔剣を発動させるとライザー様と共に屋上に向かっている様です。
『兵藤君!!白音さんを校舎内に運んだら急いで生徒会室でプロモーションを!!その後は屋上へ!!白音さんも回復次第屋上へ向かって下さい。部長が何故かライザー様と一騎打ちをしようとしています!!』
『『『なっ!?』』』
「ギャスパーも副部長の援護に行って下さい。ここは僕一人で抑えます」
「は、はい。気をつけて下さいね」
ギャスパーに副部長が居る辺りを教えてグラウンドの中央に姿を現す。
「リアス・グレモリーが騎士、木場祐斗。誠に遺憾だけど、君たちを部長達の元に行かせるわけにはいかなくなった。正々堂々かかってくるも良し、闇討ちするも良し。だが、逃がしはしない」
グラウンドに居るライザー様の眷属全員を囲う様に聖剣を四隅に打ち込み、結界を張る。
「この結界を解く方法は一つ、この魔剣で結界の隅にある剣を叩き折るだけだ」
そう言って剣を折ることに特化した魔剣をグラウンドの中央に突き刺す。
「急いだ方が良いですよ。ウチの兵士は赤龍帝ですから」
その言葉によって場の雰囲気が変化した。一人が私の後ろに回る様に移動を始め、残りの全員が魔力を高め始めた。それに合わせて僕も魔力を高め始めます。しばらくするとまず最初に結界に魔法を撃ち込んで破ろうとしていましたが、その全てが結界に触れることはなくすり抜けていきます。
この結界は今は触れたものに強力な聖なる力を浴びせるだけの物ですから。物理的な障壁では有りませんので攻撃が当ることは有りません。ですが、その聖なる気から近づけないでいます。結界を破れないと見た相手は僕に向かって魔法を打ち込んで来ます。僕はそれを避けることはせずにそのまま受けることにしました。
「やったわ。シーリス、すぐにその剣で結界を」
身体を炎に包まれながら、確かにそう聞こえた。甘いですね。アナウンスが流れていないのに
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