混沌のプライド
第11話
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れる。
「問題無いわ」
「では、最後の確認を。試合開始と共にこちらの魔法陣から皆様は戦闘用に用意されたフィールドに転送されます。転送先は異空間に作られた世界ですのでどれだけ壊されても構いません。思う存分、ご自由にどうぞ」
最後の一文は僕に対して言っている様ですが、命令が無い限りはそんなことしませんよ。
「それでは眷属の方々は魔法陣の上に移動をお願いします」
グレイフィア様の指示に従って魔法陣の上に移動する。
「それではこれより転移します。なお、一度フィールドに転移しましたらゲーム終了まで魔法陣による転移は出来なくなりますのでご注意ください。それではお嬢様、ご武運を」
その言葉と共にフィールドに転移される。今回のレーティングゲームのフィールドはどうやら駒王学園のようですね。転移前の部室と変わらない様に見えますが天井と壁に書かれている魔法陣に僕の力を感じない所を見ると作動させることも出来ないのでしょう。
『皆様、ようこそおいでくださいました。私はこのたびグレモリー、フェニックスご両家開催のレーティングゲームの審判を仰せつかりましたグレモリー家使用人、グレイフィアと申します。我が主、サーゼクス・ルシファー様の名の下に今宵のゲームを見守らせて頂きます。
早速ですが、ゲームのルールを説明いたします。今宵のゲームの舞台はリアス様の通う人間界の学校、駒王学園となっております。実際の物とは違い、予め仕掛けてありました魔法陣はイミテーションとなっております。そして転移先が本陣となっております。リアス様の本陣は旧校舎2階のオカルト研究部部室、ライザー様の本陣は新校舎最上階の生徒会室となっております。兵士の方々はプロモーションする際には敵本陣周辺までお越し下さい。なお、人間界の夜明けまでが制限時間となっておりますのでご注意ください。予想では4時間47分となっております。それではゲームスタート』
そして学校のチャイムがフィールド内に鳴り響く。もの凄く緊張感が無くなるね。
「では、まず皆これを付けてちょうだい」
部長はそう言うと副部長が皆にイヤホンタイプの通信機を配った。まさか戦闘中に破損の恐れがある物を使うとは思っていなかった。
「戦場ではこれを使ってお互いにやり取りするのよ」
「すいません、部長。もっと便利な物を用意しています」
僕は収納の魔法陣から人数分の術式をかき込んだ紙を取り出してそれを配る。
「その紙をこうやって肌に触れさせて下さい。そうするとそこに魔術刻印が刻まれます」
右手の甲に紙を押し付けるとそこに三日月と星を模した様な術式が描かれる。それを皆に見える様に見せる。
「これに魔力を通すことで通信が出来る物です。破損の恐れがある通信機よりは
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