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剣の世界の銃使い
長かった一日の終わり
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だ。それに今も眠り続けている現実世界の体は心拍数は上がっていることだろう。

「す、すいません・・・」

シリカも宿について、やっと俺を引っ張って走っているということに気づいたらしい。ピナの事で頭がいっぱいだったのだろうから、しょうがないけどさ。

「いいから、いいから。それより、さっさとピナ蘇生してやりな」

体勢を直して、ベッドの縁に座りなおす。
シリカが花の滴をピナの心に振りかけると、羽が光りはじめた。光はだんだん大きくなっていき、シリカの両手ぐらいの大きさになると、光がひときわ強く光り、中から水色のフワフワとした小竜が現れた。

「ピナ・・・!」

シリカが再び会えた自分の使い魔をギュッと抱きしめる。蘇生は成功したようだった。
ピナの容姿を見るに、種族名はフェザーリドラだろう。元々出現率も低く、エンカウントするだけでも大変なはずなのだが、それをテイムしているシリカの強運にも俺は驚いていた。

「とりあえず、おめでとう」

俺が声をかけるとシリカはありがとうございます、と元気よく返したのだが、その直後、何かに気づいたかのように口を閉じてしまった。

「どうかしたか?」

「あの・・レイトさん・・・行っちゃうんですか?」

「行く・・・?ああ、最前線に戻るって事?」

一応俺も攻略組だ。攻略といっても、普通の攻略組の人たちからは、かなり逸れたことをしているけど。それに・・・

「あー、戻るのはもう少し後になるかな・・・」

よっぽど俺の答えが意外だったのか、シリカはぽかんと口を開けてしまった。

「え?攻略に戻らなくてもいいんですか?」

「不謹慎だとは思うんだけど、はっきり言って、俺はこの世界では、自分のしたいことしかして無いからさ」

シリカは俺の意図がつかめていないようで、首をひねっている。

「前に言ったかもしれないけど、俺は楽しむことを第一に考えてるから。だからこう、毎日最前線でひたすらレベル上げしたり、大規模ギルドでまとまって行動したりするのは、性に合わないというか」

それでも俺がレベルで攻略組と並べているのは、ユニークスキルとクエストクリアボーナスのおかげなのだが。

「じゃあ、まだここにいるんですか?」

「んー、明日からは、ここよりもっと下に行くことになるかなー。まだ何個かやっておきたいことがあるからさ」

それを聞くと、シリカが何かを考え始めた。そして、すぐにこちらに顔を向けて、

「えと、もし良かったらなんですけど・・・」

「ん?」

どうかしたのだろうか。俺に出来ることであるなら、協力はできるが・・。

「あの・・・このまま私とパーティを組んでくれませんか?」

「えーと、それは継続的にってこと?それとも定期的にって
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