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鉄槌と清風
20部分:19:無限書庫にある知識
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てきて無いけど管制人格っていうのがいるはずだから)」

 「(ヨシヒコ、なんでそんな事しってるのかな?)」

 「(さっきクロノがチラッといってたけど、記憶継承、だっけ…それのなかにあったんだ、それ以上細かい事はわからないし、キーワードがあれば少しは違うかなっと思ってさ)」

 「(はぁ、で、クロノには知られたくない、と?)」

 「(なんだかんだ聞かれるのが、めんどくさい…後さっきの騎士も、キーワードで使えるかもだぞ?)」

 「(判ったよ、キーワード候補としてありがたく使わせてもらうよ、クロノには、だまっておくね)」

 「(さんきゅー、ユーノが実は人だって、恭にいと士郎さんにはだまっとくな)」

 「(あははは)」

 「さて、良彦、診察はこの先でしてもらえる、ユーノは僕の知り合いで、手伝ってくれる人がいるから合いに行こう」

 良彦とユーノの間で密約が成立したころ、とりあえず分かれる場所に着いたらしい。

 「おう、んじゃさくっと終わらせて、少しでも体動かさないとな」

 「君は本当に修行マニアなんだな」

 「あぁ、なのはもそういってたね」

 「寝込んだ三日分まだ取り戻して無いんだぞ、今日休んだらまた取り戻すのに時間かかるんだぞ!」

 「判った判ったから、なら診察を早く受けて来い」

 「あはは、がんばってねヨシヒコ」

 見送りを受け、診察室に駆け込む良彦、中からは看護士さんの怒鳴り声が聞こえていたとか。




 で、それから又数日、守護騎士たちは地球から遠い世界で蒐集しているのか、中々補足すらできない状況が続いている。
 ずっと待機してるのも疲れるので、基本なのは、フェイト、良彦は緊急時以外自由になってる。
 先日は、フェイトも携帯あった方が便利だろうということで、なのは、フェイト、アリサ、すずか、良彦で買いにでかけた。

 フェイト以外の3人の意見がばらけるなか、フェイトは自分の好みの携帯を結局は買ったらしい。
 ちなみに良彦は、通話とメール機能くらいしか使わないのに、何故か性能はトップクラスの携帯だ…なのはおすすめのを買ったらこうなった。

 で、又それから数日…その日は良彦は自宅にストックしている食材が切れそうなのでスーパーへよることにして、なのはとフェイトは待機兼宿題で出張指揮所へ向かった。
 買い物をしている良彦の目に、見覚えのある女性…金髪で優しそうな顔をした、少し前は良くあっていた…シャマルを見つける。

 買い物を速攻ですませて、出口へ急ぐ良彦、ぎりぎりでシャマルが出て行くのに間に合う。

 「おーい、シャマル」

 かけられる声にびくっとするシャマル、振り向き…諦めと焦りが浮かんだ顔で

 「よし、ひこくん?」


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