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大変身美男美女
第四章

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「自分でも驚いているよ」
「いや、かつてはあんなにダサかったのにな」
「それが今じゃそれかよ」
「何処のカリスマモデルか若手俳優か」
「そんな感じになってるよ」
 そしてだった、この九月一日からだ。
 二人はそれぞれ学園でも評判の美形となった、双方告白されて周りに異性がダース単位でいる様になった、その二人を見てだった。
 変わるきっかけを与えたクラスメイト達はだ、こう言うのだった。
「あそこまで変わるなんて」
「あんなに太ってたのに」
 まずは亜里沙について話される。
「それがあんなにすらっとして綺麗になって」
「六十キロも痩せて」
「それでああなるって」
「まるで夢みたいだよ」
「別人っていうか」
「そうだよな」
 そこまで変わっていたのだ、そして。
 秀翼もだ、彼もだった。
「どうしようもない位にダサかったのに」
「髪もボサボサで」
「ファッションなんか論外だったのに」
「それがああなって」
「凄いことだよ」
 こう話されるのだった、そしてだった。
 二人についての結論が出された、その結論はというと。
「結局二人は宝石の原石だった?」
「そうなるか」
「だから磨かれて綺麗になった」
「そういうことか」
 こう話されるのだった、そして二人は。
 お互いを見てだ、こんなことを話したのだった。亜里沙から話した。
「変わったわね、本当に」
「ああ、全くな」 
 別人になったと話す彼等だった。
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