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親子
第七章
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「僕が、息子が言ったから」
「そうだ、じゃあ今夜は久しぶりにな」
「親子三人で寝ましょう」
 川の字になってだというのだ、慎太郎は中学に入るまではずっと親子三人でそうして寝ていた。その時の様にだというのだ。 
 そして実際に彼は川の字になって寝た、夜をそうして過ごし昼も一緒だった。そうして温泉街での旅を楽しんで。
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