水上戦〜
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「あ・・・!アビスの世界にいた・・・!」
フードは俺に向かって走り出してきた。
「上等!リパル、全力だ!」」
『ッス!』
鎌に闇を籠め・・・
「デスサイズ!」
それをフードは・・・片手で防いだ。
「なっ・・・がぁっ!?」
もの凄い衝撃で吹き飛ばされた。何が起こった・・・!?
「咲!・・・この!」
闇風が銃を撃つが、フードが片手を出すと弾丸が弾かれていく。
「っ・・・あぐっ!?」
闇風に黒い・・・闇が直撃する。
「ヤミ!」
「ぅあ・・・何よ、これ・・・身体が・・・重い」
あの闇・・・ただ不調を出しただけ・・・?闇風が呑まれることも・・・身体が変異することもなかった。
「・・・アル、三つ!」
『Attraction』
クラナが加速し、不意を突くように死角から拳を突き出す。
「アンチェイン・ナックル!!」
「・・・!」
フードに、驚愕が見えた。だが、そいつは闇の盾を瞬時に張る。
『抜けます、相棒!』
「セェェア!!」
クラナの拳が闇を貫き、当たって吹き飛んだ・・・ように見えた。
『まさか、あのタイミングで・・・!』
「アンチェイン・ナックルが・・・逸らされた・・・!?」
クラナの目には驚き。どうやらあの拳には自信があったようだ。
「いやぁ!実に素晴らしいよ!」
『!?』
フードの横に・・・更に男が現れた。
「お前・・・!」
「やあ、咲君、亮君。あまりにも面白くないから・・・ちょーっと僕もズルさせてもらうよ」
「・・・」
今、亮の名前を呼んだってことは・・・向こうにも同じ会話を?
亮〜
「ズルってのがそのフードか」
俺が言うと男は笑う。
「まあね。ただ、このズルは強力だよ?何せ君たちにとっては最強と言っても過言ではないね」
「何が言いたい!ただ強いだけなら俺は負けない!」
「そうかい・・・?じゃあ、お披露目といこうか」
そう言って男は指を鳴らす。するとフードは身に纏った布を掴み・・・脱ぎ捨てた。その下にあった顔は・・・
「「・・・っ!!」」
俺と春鈴の呼吸が、一瞬止まる。
咲〜
「そ・・・そんな、バカな・・・そんなことが・・・なんで・・・」
俺は目の前の人物を直視できなかった。何故なら、フードの正体は、彼女は・・・!!
「恋・・・」
「明、命・・・」
俺達にとって、最悪な形の再開だったーーーーー
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