暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第41話 ティアナの迷い
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………」
「あ…れ?バルト………さん?」
「あっ、バルトだ!!」

水着姿でバルトにタックルをかますヴィヴィオ。
しかしヴィヴィオにタックルをされてもバルトはビクともしない。

「何を………してるんだ?」

バルトのベットの上でなのはは上半身裸で水着を持っていた。
慌てて胸を腕で隠すがそれでもボリュームのある胸の大きさは良く分かる。

「なのはお姉ちゃんと水着を着てたの」
「ほう………それでなのはは裸女になっていたと………」
「ら、裸女じゃありません!!っていつまで見ているんですか!!」

顔を真っ赤のしながら叫ぶなのはだがバルトは気にせず冷蔵庫に向かって中から飲み物を取り出した。

「な、何で出て行かないんですか!!」
「いや、何で絶景から目を背ける必要がある?俺の事は気にせず着替えな」
「気にします!!」
「じゃあ俺を女と思って」
「思えません!!」
「お前処女だろ?」
「怒りますよ!!ってヴィヴィオちゃんの前で何て事言ってるんですか!!!」

なのはの言う通りヴィヴィオは興味を持ってなのはに「処女ってどんな女の子の事?なのはお姉ちゃんがそうなの?」と聞いてきた。

「えっとね、えっとね………お、大人な事だからまだヴィヴィオちゃんには早いかな………」
「私大人だもん!!」

子供扱いしたことで更に意固地になるヴィヴィオ。

「教えないとなのはお姉ちゃんの事こちょこちょするよ!!」
「えっ………」

手が塞がっている今、そんな事をされれば耐えきれなく自分の胸を晒すことになるかもしれない。

「さあどうするの………」

にじり寄るヴィヴィオになのはも後ずさるが無駄な抵抗に近い。

「ヴィ、ヴィヴィオちゃん………止めよう、ね?」
「嫌だ」

そう言ってくすぐろうとしたヴィヴィオだったがいきなり体は空に浮いた。

「いい加減にしろ、これでもしなのはが声を上げたら俺が無理矢理手を出したみてえじゃねえか」
「だって意地悪するんだもん………」
「お前にはまだ早い。なのは位に成長しないとな」
「なのはお姉ちゃんに………」

そう呟いて品定めするように今だ胸を腕で隠すなのはを見る。

「………あんなに大きくなるかな?」
「さあな。こればっかりは良く分からん」
「こんなに大きなブラジャーだよ?」
「ちょ!?」

持ち上げてバルトに見せるヴィヴィオからブラジャーを奪い取ろうとするが、片手な上に動けば見えてしまうかもしれない恐怖で弱々しい動きであるため、全く意味がない。

「誰がどれくらい成長するだなんて分からんものさ。もしかしたらフェイト以上に大きくなるかもしれないぞ」
「本当!?私頑張る!!」

そう元気よく言ってブラジャーから手を放すヴィヴィオ。
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