朝露の少女その五
[8]前話 前書き [1]後書き [2]次話
キリトの健闘(暴走?)により、俺とアスナは剣を抜かずに最奥部まで辿りついた。その先にある安全ゾーンに一人の男性プレイヤーがいる。グリーンだ・・・
「シンカー!」
「ユリエーーール!」
茶髪のくせっ毛を持つ長身の男、間違いない、彼がシンカーだろう。しかしーーー
「まずいっ!キリトぉ!」
俺の索敵スキルに反応があった。ちぃっ!こんな感動的シーンに割り込んで来るとは、どこのどいつだこの野郎!
「ばびゅんっ!」
と言った効果音がふさわしい速度でキリトが駆け出しユリエールを炊き抱える、そのすぐ前を黒い影がごおおっと通り過ぎていった。
「おいおいマジか・・・」
俺の識別スキルでもステータスが見えない、つまり、奴の強さは九十層クラスだと言う事だ。
「この子を連れて転移して下さい。」
アスナが転移結晶とユイを押しつけて、ユリエールを安全エリアに行かせる。
「なぁなぁ、ヒースクリフさん呼んじゃダメか?」
「ダメっつーか無理だな。呼べるなら俺だって呼びたいよ。」
「ですよねー!」
俺達は、ユイがとことこと安全エリアから出ている事にまだ気付いていなかった。
[8]前話 前書き [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ