酒宴にて、彼と彼女は
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所にするんです朝には白蓮様と一緒に起きて夜までずっと一緒ですそりゃあ秋斗との時間も星との時間もたくさんとりますよけど白蓮様がやはり一番なのでそれは仕方ない事ですよねでもでも四人でいたらそれも解決されるじゃないですかそうですねそうしましょうそれが一番ですし――――」
息継ぎもせずに話し続ける牡丹から目を離し、助けてくれというようにこちらを見て来るが知らぬ存ぜぬと顔を背けておくことにした。
「もう、ちゃんと目を合わせて下さい」
両頬を拘束され彼は無理やり牡丹と目線を合わせられていた。
「……」
「……」
何やら無言で見つめ合っているが少し雰囲気がおかしい。おい、牡丹よ。何故顔を近づけて行く。
さすがにこれ以上はまずいと思いすかさず牡丹を引きはがす事にした。
「ちょっと、星! 何するんですか! あなたも同じようにむぐっ」
言葉の先を続けさせないように手で口を塞ぎ、
「牡丹、静かに、飲もうな?」
「ごめんなさい」
耳元で囁いて手を放してやると素直に謝り席に戻る。
「いつもこんななのか?」
「割と」
「……おつかれ」
呆れかえり私を労う秋斗殿と杯を交わし合い、楽しい夜は深まって行く。
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