混沌のプライド
第10話
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ティングゲームで僕らが勝てると思っている人は殆ど居ませんよ」
「諦めるのかよ!!」
「なぜ諦める必要があるんですか?僕は負けるだなんて思っていませんよ。部長が王としての資質を見せてくれれば、フェニックスごときに負けはしませんよ。僕はね」
「どういう意味だよ」
「そのままですよ。レーティングゲームに勝つだけならただ僕に命じれば良い。全てを倒せとね。だけど部長はその命令を出すことは絶対に無い。僕より自分の方が強いと思っているから。朝にも言ったけど、僕は50mのロボットを2機所有している。普通に考えて個人でそれを倒せるとでも思うかい?ちなみに悪魔で鬼戒神、50mのロボットを所有しているのは僕だけだ」
「そんなに強くないからじゃないのか?」
「いや、扱えないんだよ。鬼戒神を動かすのに必要なのは力のある魔導書と魔力だ。そして力ある魔導書は才能や適正を持たない者を喰らいつくす。欠片だけでも味わえば分かりますよ」
収納の魔法陣から、エロ本から再び回収したギリシャ語版の写本の断片を少しだけ取り出してすぐに収納する。一瞬だったのにも関わらず兵藤君は顔を青ざめて震えています。仕方ないので首を掴んで露天風呂に投げ込みます。風呂に投げ込まれたのにも関わらず兵藤君は文句も言えずに未だに震えています。
「どうです、力ある魔導書の威力は?ルゥはこの力を自分で抑えていますから普通に接していても問題ありませんが、全力を出せば今のよりも強力な力を発揮します。分かったでしょう?グレモリー眷属内で一番危険なのがルゥだってことが」
かけ湯をしてから僕も湯に身体を沈めて兵藤君に説明を続けます。
「今のは例の一つです。僕が負けない理由は他にも在ります。兵藤君は僕の神器が何か知っていますか?」
「…………部長が言うには、色々な魔剣が作れる魔剣創造だって」
「その時点で間違っているんですよ。自分の眷属のことをまともに理解していないのにその力を十分に発揮させれると思いますか?ちなみに僕の神器は無限の剣製、ありとあらゆる剣を作ることが出来る神器です。なまくらから名剣、聖剣から魔剣に妖刀。僕に作れない剣は存在しません。不死であるフェニックスであろうと不死殺しの剣を作ればそれだけで事足ります」
防御に関しても前世の記録にある鎧の魔剣を装備すれば雷撃以外は無効に出来ますしね。それに油断してるでしょうから腕の一本も切り落とせばそれだけで勝てるでしょう。
「僕はレーティングゲームにおいては王の指示を完璧にこなすことしかしませんよ。時間を稼げと言うのなら試合終了まで稼ぎましょう。サクリファイスが必要なら大勢を巻き込みましょう。敵を倒せと言うのなら全てをなぎ払いましょう。だけど使い方を間違えても僕はそれを正す気は無い」
「……何でそんな
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