混沌のプライド
第10話
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隠せばなんとか、まだ希望は持てるんですが。もう少し抑えれません?幾ら悪魔だと言っても、もうちょっと功績とか立ててからの方がいいですよ」
「無理だな」
「ならとにかく将来性を見せないと。ライザー様とのレーティングゲームで活躍しないといけませんね」
「分かってるよ」
「頑張って下さいね。前にも言いましたけど、対価さえ払ってくれるなら、どんな魔剣だって用意してあげますから。さすがに死者蘇生とかは今の兵藤君では払いきれませんけど」
「逆に聞くけど何を払ったら何処までの物を用意してくれるんだよ」
「その時の感情次第ですね。僕の心を動かせればそれだけレートは下がります。本気の覚悟って、色々と動かす物ですよ。あのロリコンへっぽこホームズみたいに」
「何その不名誉な名前!?」
「大丈夫ですよ。探偵としては良くて二流でも、魔術師としては一流ですから。ロリコンと言ってもお相手の見た目がそうなだけで、実年齢は年上ですから」
「おねえちゃんのことだよね、ますたー」
「お姉ちゃん?ルゥって魔導書の精霊だよな。それのお姉ちゃんってことは」
「魔導書の精霊です。名前はアル・アジフ。最強の魔導書のオリジナルですよ。ちなみにルゥはアル・アジフと同じ魔導書の写本三冊が融合した精霊です。本来なら化身するまで長い年月と莫大な魔力に触れる必要があったのですが、三冊が融合するイレギュラーによって化身が早まったみたいですね」
「いや、それは置いておいても、魔導書相手だろう?上級者過ぎるだろ」
「そんな事を言っては駄目ですよ。他にも似た様な人が居るんですから。それからその二人、兵藤君なんて目じゃない程強いですからね。下手すれば二天龍相手に完勝とかしますよ」
レムリア・インパクトとかハイパーボリア・ゼロドライブとかだけでも軽くオーバーキルですよ。シャイニング・トラペゾヘドロンになるとどうすることも出来ませんし。
「どんだけ強いんだよ」
「50mのロボットを素手で殴り飛ばす位」
「ちょっ、50mのロボットってマジかよ」
「本当ですよ。僕も2機程持ってますよ。暇な時に家に来てもらえばお見せできますよ」
「……操縦は?」
「命がけでいいなら。操縦者の魔力で動きますから、しかも1機は操縦者の力量が足りないなら命すら削って無理矢理稼働します。兵藤君だと起動だけで全魔力が底を付いて一気に命が削られます」
「くぅ、一度は巨大ロボットを動かしてみたいのに」
「魔力が増えてから頑張って下さい。僕が生きている限りはちゃんと保管していますから」
くだらない話をしながらもこっそりと疲労回復の魔法を兵藤君にかけながら山を登り、とうとう別荘にたどり着く。
「それじゃあ、荷物を置いたら服を着替え
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