暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic11 衝撃!?謎の森ヘルヘイム
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索も念頭に入れながら。
しかし、丹沢達が数十分探しても目的の物は見つかるどころか姿ですら見当たらず、途方に暮れていた。

「ロックシードは見つかりましたか?」
「いえ、まだ見つかりません。思うに、多分この地域には生えていないと思います。」
「そうですか…実をつける木は未だ見つからず、ロックシードも落ちている気配すらないとなれば、この地域には目的の物はないと見ていいですね。」
「どうやらそうですね。ある程度の植物はカメラやレポートにまとめましたから、次の地域に移動してもよろしいかと。」

結局、肝心の『ロックシードの実をつける木』は見つからず、倒木の下や草むらの中にロックシードが落ちてないか調べたにも関わらず、手がかりすら全く無いまま調査は打ち切られた。
丹沢はスケッチを続けているエリカに「次の地域に移動しますよ」と声をかけ、エリカもスケッチブックの半分程を埋めた時点でペンを止め、スケッチブックとペンをリュックにしまい移動の準備を整えていた。
と、その時。

ヒュウウウウ…パァン!!
「ん?赤い信号弾?!…まさか!」

ベースキャンプの方角から赤い信号弾が放たれ、丹沢達がそれに気づいた。
調査隊が使用する信号弾には赤と青、そして黄と黒の四色があり、青は異常なし・黒は緊急事態発生・黄は要注意・赤は非常事態発生を表している。

「赤が打ち上げられた…と言う事は、ベースキャンプに何かあったんだ!」
「よし、急いでベースキャンプに戻りましょう!何もなければいいのですが…!!」
「「了解!!」」

丹沢達と隊員達は全速力で調査地域を離れ、ベースキャンプに向かって進んでいた。
エリカも慣れない足取りで走り、ベースキャンプに残してきた片桐達を心配しながらも用心のためディスクを引き出しコネクトリングを使用、ディザーソードガンを取り出し万全を期す。

『コネクト…プリーズ!』
(片桐さん、待ってて下さい…今助けに行きます!!)

そして丹沢達がベースキャンプに着いた時…全員は信じられない光景を目にした。
何と…ガンナーベクター率いる6体のベクターノイドが片桐達のいるベースキャンプを奇襲していたのであった。

片桐達はベースキャンプを守るため各々魔法を駆使して戦ってはいたが、やはりある程度魔力が強化されただけでは歯が立つ訳もなく、しかも片桐に至ってはアームズに変身する隙すら与えられず苦戦を強いられていた。
とそこへ、森から走ってきたエリカ達が間に合い、ベースキャンプに群がるベクターノイド達に向けて手にしたエリカのディザーソードガン・ガンモードが火を噴き、手近にいた名も無きベクターノイド1体に命中、爆発して消滅する。

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