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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic11 衝撃!?謎の森ヘルヘイム
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行きましょう。まずここから歩いて1km先にベースキャンプがあります、そこに着いて先発隊と合流してから調査を開始しましょう。」
「「「了解!!」」」
調査隊一行がようやくベースキャンプにたどり着いたのは、亀裂から歩き始めて数十分後の事であった。
先発隊は丁度朝食を終えたところであり、調査隊が到着したのを見ると待ってましたとばかりに出迎え、彼らをテントに案内すると隊員の一人が魔法でコピーしたレポートを調査隊全員に手渡した。
レポートによると、ベースキャンプから北に100m行った先に岩が積み重なった場所があり、そこの岩と岩の間に小さな石碑がはさまっているのを隊員が発見、その文字を解読魔法で解読した結果…この森は『ヘルヘイム』と呼ばれている事が判明した。
「ヘルヘイム…私の記憶だと確か、北欧神話に登場する、冥府の女神ヘルが支配する死後の世界の事ですね。」
「えぇ、その通りです…エリカ様。しかもヘルヘイムの名にふさわしく、昼夜を問わず恐ろしい地鳴り声が森中に響き渡り…まるで悪霊が吠えている様です。」
そう言われてみれば…エリカと丹沢は耳をすませて辺りを見回し、その地鳴り声を確かめた。
木々を駆け抜ける風の音…下でカサカサとざわめく木の葉の擦れた音…ザワザワと騒ぐ木の枝…
二人の耳に入ってくるのは、自然がおりなすごくありふれた音ばかり。
だが、しかし。
オォォォォ…ン、オォォォォ…ン。オロロオォォォォ…ン。
確かに、調査隊隊長の言う通りの地鳴り声が二人の耳に入り、更に近くにいた隊員や外で警護をしていた片桐にもはっきりと聞こえていた。
最初、片桐は「な、何の声だ!」とパニックになりかけたが、声が鳴り止むとホッと胸をなで下ろし、コホンと息をして冷静さを取り戻した。
「…隊長さんの話は本当でしたね。何だか不気味に感じます。」
「確かにそうですね、エリカ様。こんな声を聞いたのは生まれて初めてです。」
「しかし、こんな恐ろしい声を聞いて冷静でいられる調査隊の皆さんも、いろいろな意味ですごいですね。」
「はい、すでに私も隊員達もすっかり慣れてしまいました。」
エリカと丹沢は謎の地鳴り声に妙な不気味さを感じ、丹沢配下の隊員達は完全に固まっていた。無理もない、あれだけの大音量で吠えられたのである…青ざめない方が不思議だ。
午後1時32分、エリカと丹沢以下数名の隊員はベースキャンプの西南200mにある倒木が大量に散乱している地域で、植物調査を開始していた。
エリカは足元に生えているめずらしい草を見つけるやリュックからスケッチブックとペンを取り出し写生を始め、かたや丹沢と隊員達は未知の植物を見つけてはデジタルカメラで撮影しレポートにまとめている。
当然、ロックシードの探
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